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米失業者、多数がなお保険申請できず 1000万人前後か=調査

ロイター / 2020年4月29日 1時41分

新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)を受けて失業者が急増している米国で、なお1000万人前後の人が失業保険を申請できていないことが調査結果で分かった。写真はアーカンソー州フォートスミスで失業保険申請に並ぶ人たち。6日撮影(2020年 ロイター/Nick Oxford)

[ワシントン 28日 ロイター] - 新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)を受けて失業者が急増している米国で、なお1000万人前後の人が失業保険を申請できていないことが調査結果で分かった。

左派シンクタンク「エコノミック・ポリシー・インスティテュート(EPI)」が28日に公表したオンライン調査の結果によると、過去4週間に失業保険を申請した失業者10人に対し3─4人が申請しようとしたができなかったと回答。また、2人が手続きが難しく申請できなかったと答えたという。

米労働省が23日発表した18日終了週の新規失業保険申請件数(季節調整済み)によると、3月半ば以降の申請件数は約2650万件に上った。

EPIはこの調査から、さらに890万─1390万人が失業保険を申請できていないとしている。

失業者らは、ウェブサイトがダウンしており、電話もつながらないために保険申請ができないと話した。

EPIの調査は成人2万4607人を対象に、今月13─24日に行われ、誤差はプラスマイナス1%だという。

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