ファナック、通期営業利益予想は56.4%減の385億円 市場予想下回る
ロイター / 2020年7月28日 17時2分
7月28日、ファナックは、2021年3月期の連結営業利益が前年比56.4%減の385億円になりそうだと発表した。前期決算を発表した4月時点で通期予想は未定としていたが、現時点で把握可能な情報に基づいて開示した。写真はファナックの工作ロボット。2016年11月、東京の展示会で撮影(2020年 ロイター/Toru Hanai)
[東京 28日 ロイター] - ファナック<6954.T>は28日、2021年3月期の連結営業利益が前年比56.4%減の385億円になりそうだと発表した。前期決算を発表した4月時点で通期予想は未定としていたが、現時点で把握可能な情報に基づいて開示した。リフィニティブがまとめたアナリスト予想の平均は799億円。純利益は53.0%減の345億円を見込んでいる。
売上高予想は16.7%減の4233億円。配当予想は可能になった段階で開示するという。7月から21年3月までの為替は1ドル100円、1ユーロ115円と想定した。
20年4─6月期の営業利益は前年同期比61.3%減の110億円、純利益は61.0%減の90億円だった。米中貿易摩擦の影響で設備投資の減少が続く中で、新型コロナウイルスの感染拡大もあり、市場環境が悪化した。
ファクトリーオートメーション(FA)事業は、中国で需要が回復し堅調に推移したものの、日本、韓国、台湾で需要が低調だった。ロボット部門では、米州の一般産業向け、中国のIT関連向けなどが好調だった一方で、日本や欧州は低調に推移した。
2020年4―9月期の業績予想はこれまでの情報を踏まえて上方修正した。営業利益は204億円(従来189億円)、純利益は187億円(同164億円)、売上高は2124億円(同1979億円)をそれぞれ見込んでいる。
*内容を追加します
(内田慎一)
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