米株反落、コロナ禍受けた消費者心理や企業業績の悪化で
ロイター / 2020年7月29日 6時25分
米国株式市場は反落。新型コロナウイルス禍を背景とした消費者信頼感の低下や失望を誘う企業決算、与党共和党が発表したコロナ追加対策法案が予想を下回る内容だったことを受け、市場心理が悪化した。ニューヨーク証券取引所で3月撮影(2020年 ロイター/Lucas Jackson)
[28日 ロイター] - 米国株式市場は反落。新型コロナウイルス禍を背景とした消費者信頼感の低下や失望を誘う企業決算、与党共和党が発表したコロナ追加対策法案が予想を下回る内容だったことを受け、市場心理が悪化した。
企業決算が嫌気され、複合企業スリーエム(3M)
朝方発表された7月の米CB消費者信頼感指数は92.6と、前月の98.3(上方改定)から低下。米全土で新型コロナ感染者が急増していることを受け、米経済の回復が脅かされている。
米上院共和党は前日、総額1兆ドル規模コロナ追加対策法案を発表。7月末で期限が切れる失業保険の特例加算については、上積み額を現行の週600ドルから400ドル減額し、200ドルとする。
企業決算やコロナ経済対策に加え、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果も注目される。ウェルズ・ファーゴのシニア世界市場ストラテジスト、サミール・サマナ氏は「これら3イベントのいずれかをきっかけにボラティリティーが高まる可能性があるため、利益を確定するには悪い時期ではないだろう」と述べた。その上で、FRBが「プラスのサブライズをもたらすことは極めて難しい」との見方を示した。
S&P主要11セクター中、下げが目立ったのは素材<.SPLRCM>、エネルギー<.SPNY>、一般消費財<.SPLRCD>。一方、ディフェンシブ銘柄とされる不動産<.SPLRCR>や公益<.SPLRCU>、主要消費財<.SPLRCS>は上昇した。
製薬ファイザー
また、週内に発表されるアップル
ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.25対1の比率で上回った。ナスダックでも1.97対1で値下がり銘柄数が多かった。
米取引所の合算出来高は92億8000万株。直近20営業日の平均は105億6000万株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 26379.28 -205.49 -0.77 26529.4 26556.8 26361.7 <.DJI>
5 4 1
前営業日終値 26584.77
ナスダック総合 10402.09 -134.18 -1.27 10509.2 10523.6 10397.8 <.IXIC>
0 4 7
前営業日終値 10536.27
S&P総合500種 3218.44 -20.97 -0.65 3234.27 3243.72 3216.17 <.SPX>
前営業日終値 3239.41
ダウ輸送株20種 9696.55 -120.87 -1.23 <.DJT>
ダウ公共株15種 825.47 +12.45 +1.53 <.DJU>
フィラデルフィア半導体 2060.40 -44.22 -2.10 <.SOX>
VIX指数 25.44 +0.70 +2.83 <.VIX>
S&P一般消費財 1118.41 -13.90 -1.23 <.SPLRCD>
S&P素材 383.66 -8.57 -2.18 <.SPLRCM>
S&P工業 605.24 -4.02 -0.66 <.SPLRCI>
S&P主要消費財 641.87 +1.89 +0.30 <.SPLRCS>
S&P金融 398.45 -1.13 -0.28 <.SPSY>
S&P不動産 222.85 +4.48 +2.05 <.SPLRCR>
S&Pエネルギー 279.73 -4.98 -1.75 <.SPNY>
S&Pヘルスケア 1231.63 -1.76 -0.14 <.SPXHC>
S&P通信サービス 188.15 -1.75 -0.92 <.SPLRCL>
S&P情報技術 1857.09 -22.95 -1.22 <.SPLRCT>
S&P公益事業 307.22 +4.71 +1.56 <.SPLRCU>
NYSE出来高 7.71億株 <.AD.N>
シカゴ日経先物9月限 ドル建て 22535 - 75 大阪比 <0#NK:>
シカゴ日経先物9月限 円建て 22515 - 95 大阪比 <0#NIY:>
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