28日の日経平均は反落、今年5番目の薄商い
ロイター / 2021年6月28日 16時1分
[東京 28日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は反落。目立った材料が見当たらず、週明けということもあって終始模様眺めとなった。東証1部の売買代金は2兆円を割り、今年5番目の薄商いとなった。
前週末25日の米国株式市場は、S&P総合500種指数が最高値を更新。スポーツ用品大手ナイキや銀行株の一角が買われた。この日発表されたインフレ指標が予想以上に上振れなかったことも相場を支えた。一方、ハイテク株の多いナスダック総合指数はさえなかった。
これを受けた日本株は、終始小動きの展開。手掛かり材料難となる中で、市場参加者が減少している。アフターコロナの経済正常化の期待から、景気敏感株の一角が買われた半面、米国でハイテク株がさえない動きとなったことで、半導体関連株などグロース系の銘柄が見送られるなど、物色面はまちまちとなった。
市場では「何か材料を待っているという様子は感じられず、きょうのところは完全に見送りムードに支配された。海外勢を含めた市場参加者がいかに増えるかが当面の課題となる」(岡地証券・投資情報室長の森裕恭氏)との声が聞かれる。
TOPIXは0.15%高。東証1部の売買代金は1兆9680億8700万円と引き続き細っている。東証33業種では、鉄鋼、海運業、小売業などが上昇した一方で、鉱業、精密機器、空運業が値下がりした。
個別では、東京エレクトロンなど半導体関連株がさえないほか、ANAホールディングスが軟調。半面、日本郵船がしっかりとなり、ファーストリテイリングが高い。主力の輸出関連株は高安まちまちだった。
東証1部の騰落数は、値上がり1466銘柄に対し、値下がりが624銘柄、変わらずが102銘柄だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 29048.02 -18.16 29112.66 28984.93
─29121.28
TOPIX 1965.67 +3.02 1969.23 1961.53
─1969.67
東証出来高(万株) 87073 東証売買代金(億円) 19680.87
この記事に関連するニュース
-
午前の日経平均は小反発、FOMC通過で 介入観測浮上でも株価しっかり
ロイター / 2024年5月2日 12時1分
-
日経平均は大幅反落800円超安、前日の上昇をほぼ帳消し
ロイター / 2024年4月25日 16時18分
-
日経平均は続伸、米ハイテク株高が支援 一巡後は伸び悩み
ロイター / 2024年4月23日 15時38分
-
日経平均は反落、中東緊迫化で 一巡後は3万9000円台で様子見に
ロイター / 2024年4月15日 15時47分
-
日経平均は続伸、400円超高 設備投資への期待で半導体関連が押し上げ
ロイター / 2024年4月9日 15時57分
ランキング
-
1日本郵便と西濃が共同輸送 長距離対象、24年問題に対応
共同通信 / 2024年5月6日 17時34分
-
2GWが明けたら次の祝日は7月の海の日…産業医が教える「年間幸福度」を最大に引き上げる有給の賢い取り方
プレジデントオンライン / 2024年5月7日 7時15分
-
3ドンキの“固すぎる”Tシャツがじわじわ売れている 開発者が生地の厚みにこだわったワケ
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年5月6日 8時0分
-
4思わずクリック「フィッシング詐欺」メールの巧妙 専門家も見極め困難、2要素認証と「意識」が大切
東洋経済オンライン / 2024年5月7日 9時0分
-
5「ようやく再出発」ダイハツ本社工場で生産再開 国内の全工場が稼働に 停止から約4か月半…従業員「やっぱり長かった」
MBSニュース / 2024年5月7日 9時20分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください