ECB、PEPPの柔軟性を維持すべき=パネッタ専務理事
ロイター / 2021年6月28日 18時57分
6月28日、 欧州中央銀行(ECB)のパネッタ専務理事は、ECBは景気刺激措置を拙速に縮小してはならず、パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)の異例な柔軟性を維持すべきだと述べた。フランクフルトのECB本部で1月撮影(2021年 ロイター/Ralph Orlowski)
[フランクフルト 28日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のパネッタ専務理事は28日、ECBは景気刺激措置を拙速に縮小してはならず、パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)の異例な柔軟性を維持すべきだと述べた。
新型コロナウイルス危機を受けて昨年導入した1兆8500億ユーロ規模のPEPPについて、ECBはユーロ圏が不況の間は景気を底上げするために特に柔軟に運用することで合意している。PEPPは早ければ来年3月に終了する可能性がある。
資産買い入れプログラム(APP)など、それ以前からある政策措置では、特定の市場の債券を集中的に購入したり、購入規模を調整することが難しい。
パネッタ氏は会合で「PEPPは、金融の状況が国によって異なり、政策伝達メカニズムの根強い障害になっている時に、柔軟な金融政策のメリットを示した。われわれはパンデミックの間に大いに役立った『非伝統的な柔軟性』の保持に努めるべきだ」と述べた。
ECB理事会内ではシュナーベル専務理事や、ワイトマン独連銀総裁などが、PEPPの柔軟性を現在の危機後も全面的に保つことに反対の考えを示している。
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