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スペインとポルトガル、英国からの入国者に新たな制限措置

ロイター / 2021年6月29日 8時59分

 6月28日、スペインのゴンサレス外相は、英国からの入国者に対し、新型コロナウイルス検査の陰性結果かコロナワクチン接種完了の証明提出を求める方針を明らかにした。写真はマヨルカ島のビーチ。3月23日撮影(2021年 ロイター/Enrique Calvo)

[マドリード/リスボン 28日 ロイター] - スペインのゴンサレス外相は28日、英国からの入国者に対し、新型コロナウイルス検査の陰性結果かコロナワクチン接種完了の証明提出を求める方針を明らかにした。

29日に官報に掲載し、72時間以内に発効するとした。

スペインは5月20日以降、英国からの入国者に対し、新型コロナウイルスを検出するPCR検査の陰性結果証明の提示義務を解除していた。欧州連合(EU)域内からの渡航者には提示を義務付けている。

一方、ポルトガル政府は英国からの入国者に対し、ワクチン接種が完了していない場合は14日間の隔離を求める新たな制限を発表した。

ポルトガルではコロナの新規感染者が急増し、2月の水準に逆戻りした。英国でも感染者が増えているが、ワクチンの普及ペースは速い。

ポルトガルにとって、英国からの観光客は国別で上位に入る。ただ、英国は今月に入って、隔離なしで渡航者を受け入れる国のリストからポルトガルを除外した。

ポルトガルは5月半ばに英国からの旅行者の入国を解禁した。

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