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サムスン電子、第1四半期は51%営業増益 下期も部品不足継続へ

ロイター / 2022年4月28日 18時0分

4月28日、 韓国のサムスン電子が28日発表した第1・四半期決算は営業利益が前年同期比51%増加し、第1・四半期として2018年以来の高水準を記録した。写真はサムスンのロゴ。ソウルで2018年3月撮影(2022年 ロイター/Kim Hong-Ji)

[ソウル 28日 ロイター] - 韓国のサムスン電子が28日発表した第1・四半期決算は営業利益が前年同期比51%増加し、第1・四半期として2018年以来の高水準を記録した。

利益率の高いメモリーチップに対するデータセンターの強い需要は下期も続く見込みだが、部品不足も続く可能性が高いとの見方を示した。

第1・四半期の営業利益は14兆1000億ウォン(111億ドル)で、自社予想と一致。前年同期は9兆3800億ウォンだった。

半導体部門の営業利益は8兆4500億ウォンと、前年同期の3兆3600億ウォンから2倍以上に増加。サーバー向け半導体の販売が過去最高となった。

モバイル・ネットワーク部門の利益は3兆8000億ウォンで前年同期比13%減。カナリスのアナリストによると、低中価格帯のスマートフォン「ギャラクシー A」シリーズの増産と主力スマホ「ギャラクシー S22」シリーズの発売が売り上げを支えたもよう。

全体の売上高は19%増の77兆8000億ウォンだった。

サムスンは、企業がITインフラを拡大し、クラウド企業は人工知能(AI)や機械学習など新たな成長分野への投資を拡大しているとし、サーバー向け半導体の需要は「比較的堅調だ」と説明。一方で、供給混乱を招きかねない一部の部品不足は続いており、需要の変動を注視して供給を調整していくとした。

また、消費者がインフレや新型コロナウイルス対策のロックダウン(都市封鎖)などの影響を受ける中、携帯電話やパソコン向け半導体の需要は第2・四半期に鈍化すると予想。企業のパソコン需要は引き続き堅調と見込んだ。下期に5G対応スマホが新たに発売されることでスマホ需要が増える可能性があるとした。

アナリストは、サムスンが収益性を優先するため、より利益率の高い半導体の販売に注力していることが結果的に出荷量を制限し、今年のDRAM価格を押し上げることになるとみる。

サムスンは、半導体受託製造事業の受注が好調だとし、高性能コンピューティングなど携帯電話向け以外の半導体製造で大手企業から契約獲得を目指すと明らかにした。

スマホ市場については、部品不足にもかかわらず、下期も成長を続け、折り畳み式スマホの市場規模は前年の倍に拡大すると見込んだ。

*カテゴリーを変更し、内容を追加して再送します。

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