ノーベル平和賞のロシア人権団体幹部に実刑、ウクライナ侵攻を批判
ロイター / 2024年2月28日 9時12分
2月27日、モスクワの裁判所は、2022年にノーベル平和賞を受賞したロシアの人権団体「メモリアル」幹部だった活動家オレグ・オルロフ氏(写真)がウクライナ侵攻に反対して軍の信用を失墜させたとして、禁錮2年6月の実刑判決を言い渡した(2024年 ロイター/Tatyana Makeyeva)
[モスクワ 27日 ロイター] - モスクワの裁判所は27日、2022年にノーベル平和賞を受賞したロシアの人権団体「メモリアル」幹部だった活動家オレグ・オルロフ氏(70)がウクライナ侵攻に反対して軍の信用を失墜させたとして、禁錮2年6月の実刑判決を言い渡した。
オルロフ氏は、ウクライナ侵攻を巡る反戦デモに参加したほか、寄稿でプーチン政権が「ファシズムを望んだ」などと非難したために起訴されていた。
同氏は判決後、手錠をかけられて連行される際、「判決は私の論説が正確で真実であることを示した」と語った。
1989年に設立されたメモリアルは、ロシア国内の言論の自由を擁護し、人権侵害を記録する活動を続けてきたが、外国工作員に指定されて21年に解散した。
米国務省のミラー報道官は、オルロフ氏への実刑判決について「ウクライナに対するロシアの侵略戦争に平和的かつ勇気を持って反対の声を上げただけで、2年半の禁錮刑を言い渡された」と批判。
ヒューマン・ライツ・ウォッチやアムネスティ・インターナショナルなど30を超える人権団体も判決を非難した。
ロシアでは16日、反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏が収監先の北極圏の刑務所で死亡した。
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