香港、国家安全条例制定の手続き進む 市民の自由後退に懸念も
ロイター / 2024年2月28日 18時26分
James Pomfret Jessie Pang
[香港 28日 ロイター] - 香港当局が早期制定を目指す「国家安全条例」に関する意見公募期間が28日に終了する。制定により市民の自由がさらに後退するとの懸念もあるが、これまでのところ大規模な抗議行動は起きておらず、意見を寄せた市民は大半が新たな条例を支持している。
条例は4年前に施行された香港国家安全維持法(国安法)の足りない部分を補足し、抜け穴をふさぐ狙いがあるとされている。
国家への反逆や国家機密の窃盗、スパイ活動、破壊工作、扇動、外国政府を含む外部からの干渉を禁止しており、親中派の議員が多数派を占める香港立法会(議会)で承認される見通し。
香港では中国主導の統制強化で民主派の政治家や活動家の多数が拘束されるか海外に亡命している。英人権団体「香港ウォッチ」を含む80の市民団体は共同書簡で、結社・集会・表現・報道の自由といった個人の権利を平和的に行使することを禁止する内容だと非難した。
香港当局は一方、外国勢力や域内のテロがもたらす脅威が依然あるため、新たな条例が必要と主張している。
香港基本法(憲法に相当)23条は香港が自ら国家安全条例を制定すると定めており、香港政府が03年に制定を目指したが、50万人規模のデモで実現しなかった経緯がある。
この記事に関連するニュース
-
ニュース裏表 峯村健司 中国「反スパイ法」新規定、空港や路上で「個人スマホ検査」強化 日本政府は緩すぎる!台湾は「渡航危険レベル」引き上げ
zakzak by夕刊フジ / 2024年7月13日 10時0分
-
国家機密どこまで報じるか 政府介入回避、米英に自律・調整の枠組み 新テロ時代 二律背反③
産経ニュース / 2024年7月9日 7時0分
-
香港返還27年、社会安定に自信 行政長官「経済に全力」
共同通信 / 2024年7月1日 19時53分
-
日本の主権を侵害する香港当局を政府は許すのか 香港の民主・人権活動家が日本に向かわない3つの理由
東洋経済オンライン / 2024年6月27日 12時0分
-
米財務省、対外投資規制プログラムの規制案発表、最終規則制定に向けパブコメ募集(米国、中国)
ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年6月24日 11時50分
ランキング
-
1盟友ペロシ氏、バイデン氏に選挙戦継続への懸念伝達…党内では撤退論封じ込め狙い「早期指名」計画も
読売新聞 / 2024年7月19日 2時17分
-
2「13日に注目」投稿か 銃撃のクルックス容疑者
共同通信 / 2024年7月18日 22時43分
-
3中国経済にトランプショック再び!? 「中国車の輸入阻止」綱領採択、バンス氏との強硬シナリオ 「60%の関税、本気で仕掛ける可能性」
zakzak by夕刊フジ / 2024年7月19日 6時30分
-
4バイデン氏、大統領選撤退「真剣に検討」 時間の問題か=関係筋
ロイター / 2024年7月19日 8時28分
-
5韓国軍、再び拡声器放送=北朝鮮の汚物風船に対抗
時事通信 / 2024年7月19日 10時40分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)