北朝鮮初の偵察衛星、運行継続 操作可能=専門家
ロイター / 2024年2月28日 18時31分
オランダの専門家は27日、北朝鮮が昨年11月に打ち上げた初の偵察衛星「万里鏡1号」について、運行を継続していると指摘、衛星は軌道を変えており、北朝鮮による操作が可能であることを示していると述べた。写真は、打ち上げの様子とされる写真。提供写真(2024年 ロイター/KCNA)
Josh Smith
[ソウル 28日 ロイター] - オランダの専門家は27日、北朝鮮が昨年11月に打ち上げた初の偵察衛星「万里鏡1号」について、運行を継続していると指摘、衛星は軌道を変えており、北朝鮮による操作が可能であることを示していると述べた。
ただ、衛星がどのような機能を果たしているかは依然不明という。
北朝鮮国営メディアは、同衛星が韓国や米国などの軍事基地や政府機関を撮影したと主張しているが、画像は公表していない。
オランダのデルフト工科大学の衛星専門家、マルコ・ランブルック氏はブログで「衛星が生きていることは確実だ」と指摘。今月19─24日に軌道の近地点(地球からの距離が最も近くなる点)を488キロメートルから497キロメートルに変えており、北朝鮮が衛星を操作できていることを示していると述べた。
「衛星が撮影を行えているかどうかは現時点で分からないが、少なくとも軌道の操作という点では機能している」とし、衛星に推進システムが搭載されていたのは予想外だったと述べた。過去の北朝鮮の衛星は操作ができなかったという。
韓国国防省は衛星が軌道上にあることを確認したが、詳細な分析についてはコメントを控えた。
北朝鮮は今年さらに3基の偵察衛星を打ち上げる方針を示している。
この記事に関連するニュース
-
アクセルスペース、宇宙用コンポーネントの軌道上実証サービスの提供を開始
マイナビニュース / 2024年7月18日 6時55分
-
アングル:北朝鮮のごみ風船とGPS妨害、韓国領空での飛行にリスク
ロイター / 2024年7月12日 17時43分
-
H3ロケット3号機打ち上げ成功、「だいち4号」にかかる防災への期待...「攻めの姿勢」で世界に示した技術力の優位性
ニューズウィーク日本版 / 2024年7月1日 22時10分
-
日欧共同の地球観測衛星「EarthCARE」雲プロファイリングレーダーの初観測画像が公開
sorae.jp / 2024年7月1日 8時34分
-
社説:ロ朝の新条約 国際秩序を脅かす軍事連携
京都新聞 / 2024年6月25日 16時0分
ランキング
-
1盟友ペロシ氏、バイデン氏に選挙戦継続への懸念伝達…党内では撤退論封じ込め狙い「早期指名」計画も
読売新聞 / 2024年7月19日 2時17分
-
2「13日に注目」投稿か 銃撃のクルックス容疑者
共同通信 / 2024年7月18日 22時43分
-
3中国経済にトランプショック再び!? 「中国車の輸入阻止」綱領採択、バンス氏との強硬シナリオ 「60%の関税、本気で仕掛ける可能性」
zakzak by夕刊フジ / 2024年7月19日 6時30分
-
4バイデン氏、大統領選撤退「真剣に検討」 時間の問題か=関係筋
ロイター / 2024年7月19日 8時28分
-
5焦点:戦争は「素人大統領」をどう変えたか、苦悩増すゼレンスキー氏
ロイター / 2024年7月18日 17時28分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)