バイデン氏が定期診断、結果は「全て良好」 高齢不安払しょく狙う

バイデン米大統領（８１）は２８日、年に１度の健康診断を受けた。結果は「全て良好」と述べ、１１月の大統領選での再選に向け、高齢不安払しょくに努めた。１６日撮影（２０２４年　ロイター/Leah Millis）

［ワシントン　２８日　ロイター］ - バイデン米大統領（８１）は２８日、年に１度の健康診断を受けた。結果は「全て良好」と述べ、１１月の大統領選での再選に向け、高齢不安払しょくに努めた。結果の概要は同日中に書面で公表される。

バイデン大統領はこの日、メリーランド州郊外の軍医療機関で健康診断を受診。数時間後にホワイトハウスに戻ったバイデン大統領は記者団に対し、結果について「昨年から何も変わっていない」と語った。

米国民が懸念すべきことがあるかという質問に対しては、「医師らは私が若すぎると思っている」と冗談を飛ばした。

２０２３年の健康診断では、ホワイトハウスのケビン・オコナー医師は、バイデン氏は健康で「引き続きいかなる例外や取り計らいもなく、完全に職務を遂行するのに適している」との見解を示していた。

バイデン大統領が再選するには高齢すぎるという懸念が高まる中、ホワイトハウスのジャンピエール報道官は記者団に対し、バイデン大統領は「認知テスト」を受けておらず、その必要もないと語った。

大統領選に向けトランプ前大統領（７７）と共和党の指名候補を争うヘイリー元国連大使（５２）は、トランプ、バイデン両氏が大統領に就任するには高齢とし、「認知テスト」を受けるべきという認識を示していた。