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独小売売上高指数、2月は前月比-1.9% 予想外の低下

ロイター / 2024年3月28日 18時37分

3月28日、 ドイツ連邦統計庁が発表した2月の小売売上高指数は実質ベースで予想に反し前月比1.9%低下した。 ミュンヘンの商業地区で2021年12月撮影(2024年 ロイター/Lukas Barth)

[28日 ロイター] - ドイツ連邦統計庁が28日発表した2月の小売売上高指数は実質ベースで予想に反し前月比1.9%低下した。

ロイターがまとめた市場予想は0.3%上昇だった。個人消費が第1・四半期の景気回復を下支えするとの期待が打ち砕かれた形になった。

VPバンクのチーフエコノミスト、トマス・ギッツェル氏は「恐らく第1・四半期のプラス成長を握る鍵だった。鉱工業生産が国内総生産(GDP)の重しになっており、個人消費に望みが託されていた」と指摘した。

食品の小売売上高は実質ベースで前月比1.7%減。非食品は1.0%減。インターネット・通信販売は2.8%減。

ドイツではインフレが鈍化しているものの、先行き不透明感が強く、消費者信頼感が低迷している。ニュルンベルク市場判断研究所(NIM)の消費専門家ロルフ・ビュルクル氏は、実質所得の伸びと安定した労働市場が消費の急速な回復の良い土台になるが、依然として計画の保証や楽観的な見方が欠けていると述べた。

IFO経済研究所が28日発表した調査によると、小売業の業況感と見通しは3月に明るさを増した。IFOのアナリストは「最近の特徴だった悲観論は後退しつつある」と指摘した。

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