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米電力株が大幅安、ディープシークの影響でAI向け電力需要に陰り

ロイター / 2025年1月28日 10時4分

1月27日、中国の人工知能(AI)企業であるディープシークが低コスト生成AIモデルを開発したことを受け、27日の米国株式市場ではAI関連株が下落し、売りは電力関連銘柄にも広がった。写真はジョージア州ウェインズボロの電力施設で2024年8月撮影(2025年 ロイター/Megan Varner)

Laila Kearney Liz Hampton

[ニューヨーク/ヒューストン 27日 ロイター] - 中国の人工知能(AI)企業であるディープシークが低コスト生成AIモデルを開発したことを受け、27日の米国株式市場ではAI関連株が下落し、売りは電力関連銘柄にも広がった。

大手テクノロジー企業は昨年以降、AI向けデータセンターに巨額の投資を行ってきた。AI向け電力需要の拡大期待から、電力株はここ1年ほど堅調だったが、今後需要に影響が出るとの見方が広がった。

電力大手コンステレーション・エナジーは27日、約20%安となった。昨年は約100%上昇した。ビストラは30%、競合のタレン・エナジー・コープは22%、それぞれ下落した。

ローレンス・バークレー国立研究所の報告書によると、米国では2023年にデータセンターが消費した電力は全体の約4.4%だったが、28年には6.7─12%に拡大すると予測されている。

一方、エバーコアISIのアナリストは、ディープシークのオープンソースモデルで使用されている効率性が証明されれば、電力需要はより緩やかになると指摘する。

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