ＡＴ＆Ｔ、携帯電話契約者が予想超え ５Ｇ・光回線併用プラン好調

　１月２７日、米通信大手ＡＴ＆Ｔが発表した第４・四半期決算は、携帯電話契約者の増加数が市場予想を上回った。写真は同社のロゴ。米カリフォルニア州 で２０１５年１月撮影（２０２５　ロイター／Mario Anzuoni）

Harshita Mary Varghese

[２７日　ロイター] - 米通信大手ＡＴ＆Ｔが２７日発表した第４・四半期決算は、携帯電話契約者の増加数が市場予想を上回った。第５世代（５Ｇ）通信規格対応携帯端末と高速光ファイバーゲーブルのデータを組み合わせた割安なプレミアムプランへの旺盛な需要が追い風となった。

第４・四半期の月額料金支払いの携帯電話加入者は差し引きで４８万２０００人増え、増加数はビジブル・アルファがまとめたアナリスト予想の４２万４５５０人を超えた。

米国で携帯電話の潜在的新規顧客層が縮小する中、高速光ファイバーケーブルのインターネット接続と携帯電話サービスを抱き合わせるＡＴ＆Ｔの戦略が成長の原動力となっている。

第４・四半期の光ファイバー事業の新規顧客数は３０万７０００人となり、前四半期の２２万６０００人から増え、第４・四半期の純増数としては過去最高を更新した。

第４・四半期の特殊要因を除いた１株利益は０．５４ドルで、ＬＳＥＧがまとめたアナリスト予想平均の０．５０ドルを上回った。

総売上高は前年同期比約１％増の３２３億ドル。アナリスト予想は３２０億４０００万ドルとなっていた。