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午後3時のドルは155円後半へ上昇、米関税リスク再浮上

ロイター / 2025年1月28日 16時9分

 1月28日、午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤からドル高/円安の155円後半で取引されている。写真は米ドル紙幣。2022年7月撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)

Shinji Kitamura

[東京 28日 ロイター] -

午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤からドル高/円安の155円後半で取引されている。トランプ米大統領が27日、生産拠点の国内回帰を目指して半導体や医薬品、鉄鋼などに関税を課す方針を表明したことで、ドルが広範に上昇した。

ドルは昼過ぎに一時155.95円まで上昇し、前日海外市場でつけた1カ月ぶり安値の153円後半から、2.3円の大幅上昇となった。

手掛かりはトランプ氏の発言と、米国の高金利に着目した押し目買い。ドルの安値圏では「短期筋やドルの手当てが大幅に遅れていた輸入企業」(外銀関係者)など幅広い向きが買いに動き、この日の東京市場だけでも上昇幅は1.4円に達した。

一律関税はトランプ氏が選挙前から掲げていた公約のひとつ。りそなホールディングスの井口慶一・シニアストラテジストは「大きなサプライズはない」としながら、就任直後はトランプ氏が動きを見せなかったため「相場がドル高へ素直に反応した」としている。

ドル高は対円以外でも進行し、豪ドルは一時0.62ドルまで下落。1週間ぶり安値を付けた。

<元IMFエコノミストが日銀審議委員就任へ>

日本政府はきょう昼、日銀の新たな審議委員に早稲田大学政治経済学術院教授の小枝淳子氏を充てる国会同意人事案を提示した。円相場の反応は限定的だった。

事前の市場では、ハト派とされる安達誠司審議委員の退任で政策委員会のタカ派傾斜を警戒する声が出ていたが、小枝氏は「これまでの論文などを見る限り、際立った主張はあまり見られない」(国内証券のエコノミスト)という。

小枝氏は、国際通貨基金(IMF)でエコノミストや、財務省財務政策総合研究所の総括主任研究官などを務めた。

ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 155.70/155.71 1.0435/1.0438 162.49/162.54

午前9時現在 154.92/154.93 1.0435/1.0436 161.66/161.68

NY午後5時 154.51/154.52 1.0492/1.0493 162.10/162.13

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