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米政権は国内雇用に注力、関税は懸念せず=ボーイングCEO

ロイター / 2025年1月29日 3時4分

米航空機大手ボーイングのケリー・オートバーグ最高経営責任者(CEO)は28日、トランプ米政権が表明している関税引き上げについて「あまり懸念していない」との考えを示した。写真はドローンから撮影したボーイング737 MAX。2024年12月、ワシントン州シアトルで撮影(2025年 ロイター/Matt Mills McKnight)

Dan Catchpole

[28日 ロイター] - 米航空機大手ボーイングのケリー・オートバーグ最高経営責任者(CEO)は28日、トランプ米政権が表明している関税引き上げについて「あまり懸念していない」との考えを示した。米国が関税賦課を検討している国々には、同社の広範囲なサプライチェーン(供給網)の主要部分を担う国も含まれる。

オートバーグCEOはインタビューで、現米政権は米国の雇用に注力しているとした上で「ボーイングの生産は全て米国を拠点としており、製造された航空機を世界中に輸出している」と言明。

大統領専用機「エアフォースワン」の後継機2機については、納入の加速に向けて同政権と協力しているとした上で、「(トランプ)大統領が航空機の早期納入を望んでいるのは明らかであり、そのため何ができるか検討している」と述べた。

ボーイングは防衛事業の固定価格制の開発プログラムによりすでに20億ドル超の損失を計上しており、同機の納入は当初の予定より数年遅れるとみられている。

ボーイングはこの日、2024年通年で118億3000万ドルの損失を計上したと発表している。

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