米国株式市場=上昇、「ディープシーク・ショック」からハイテク株回復
ロイター / 2025年1月29日 7時1分
[ニューヨーク 28日 ロイター] - 米国株式市場は上昇して取引を終えた。前日に急落した半導体大手エヌビディアなど人工知能(AI)関連銘柄を買い戻す動きが出た。
ナスダック総合が2%高で上げを主導。前日に17%安となったエヌビディアが8.9%上昇し、同指数を押し上げた。
S&P総合500種の主要セクターでは情報技術の上昇率が3.6%と最大で、昨年7月31日以来の上昇率を記録。フィラデルフィア半導体指数も1.1%高となった。
アップルは3.7%上昇。市場は同社やマイクロソフトなどが今週発表する四半期決算を注視している。
27日のハイテク株急落は、中国の新興企業ディープシークが低コストのAIモデルを公開したことを受けた。
チェリー・レーン・インベストメンツのパートナー、リック・メックラー氏はこの日の株価回復について「さほど具体的でなく、むしろ将来の変化の可能性に関するニュースが出た際に典型的な反発だ」と指摘。
「ハイテクセクターの一角、特にAI関連は多少の売りが出てもおかしくない状況にあったため、今回のニュースが口実になった」とした上で、「きょうは安値拾いの買いや、ディープシークについてまだよく知らないため、このニュースをさほど材料視しない向きの買いが入っている」と述べた。
個別銘柄ではクルーズ船のロイヤル・カリビアンが12%上昇。通期の利益見通しを好感した。
航空機大手ボーイングは1.5%高。ただ、同社の2024年通期決算は20年以降で最大の赤字となった。
自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)は決算と業績見通し発表を受けて8.9%下落。投資家は同社の事業に打撃をもたらし得る関税の可能性を警戒している。
ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.13対1の比率で上回った。ナスダックでも1.01対1で値下がり銘柄が多かった。
米取引所の合算出来高は138億7000万株。直近20営業日の平均は約155億株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 44850 +136 +0. 44756 4497 44621
.35 .77 31 .36 6.35 .96
前営業日終値 44713
.58
ナスダック総合 19733 +391 +2. 19418 1975 19294
.59 .75 03 .22 9.43 .62
前営業日終値 19341
.83
S&P総合500種 6067. +55. +0. 6026. 6074 5994.
70 42 92 97 .54 63
前営業日終値 6012.
28
ダウ輸送株20種 16694 -154 -0.
.02 .53 92
ダウ公共株15種 984.1 -7.6 -0.
5 4 77
フィラデルフィア半導体 4907. +53. +1.
03 79 11
VIX指数 16.41 -1.4 -8.
9 32
S&P一般消費財 1907. +6.3 +0.
74 7 34
S&P素材 558.6 -1.9 -0.
8 6 35
S&P工業 1170. -7.5 -0.
89 4 64
S&P主要消費財 864.4 -13. -1.
2 19 50
S&P金融 853.4 -1.7 -0.
7 4 20
S&P不動産 260.5 -3.2 -1.
4 8 24
S&Pエネルギー 681.9 -7.1 -1.
5 6 04
S&Pヘルスケア 1706. -11. -0.
92 42 66
S&P通信サービス 364.2 +4.5 +1.
9 5 26
S&P情報技術 4585. +159 +3.
02 .13 60
S&P公益事業 389.3 -5.4 -1.
5 7 39
NYSE出来高 10.23
億株
シカゴ日経先物3月限 ドル建て 3947 + 大阪比
0 400
シカゴ日経先物3月限 円建て 3941 + 大阪比
0 340
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