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米スタバ、四半期既存店売上高は予想ほど落ち込まず 再建策奏功か

ロイター / 2025年1月29日 7時43分

米スターバックスが28日発表した第1・四半期(2024年12月29日まで)の世界既存店売上高は4%減少した。写真は2018年10月、米カリフォルニア州ロサンゼルスで撮影(2025年 ロイター/Mike Blake)

Juveria Tabassum Waylon Cunningham

[28日 ロイター] - 米スターバックスが28日発表した第1・四半期(2024年12月29日まで)の世界既存店売上高は4%減少した。

ただ、LSEGがまとめたアナリスト予想の4.6%減よりも小幅な減少にとどまり、ブライアン・ニコル最高経営責任者(CEO)の経営再建策が奏功しつつある兆候を示した。

株価は引け後の時間外取引で4%近く上昇した。昨年8月のニコル氏のCEO指名以降では30%近く上昇している。

バーンスタインのシニアアナリスト、ダニーロ・ガルジウロ氏は「投資家は変革が順調に進んでいることを示す早期指標を求めている」と指摘した。

スターバックスは28日、幹部の交代も発表した。北米担当社長のサラ・トリリング氏と最高サプライチェーン責任者のアーサー・バルデス氏が退社する。

トリリング氏の役割は分割され、元タコ・ベル幹部のマイク・グラムス氏とメレディス・サンドランド氏がそれぞれ北米最高店舗責任者と最高店舗開発責任者に就任する。ニコル氏はタコ・ベルのトップも務めていた。

ガルジウロ氏は「ブライアン(ニコル氏)は信頼できる人々に囲まれている。今回の人事は、店舗改編を確実に実行するために何よりも重要だ」と語った。

北米の既存店売上高も4%減と、市場予想の4.7%減ほど落ち込まなかった。    

中国の既存店売上高は6%減。前四半期は14%減だった。減少幅は縮小したものの、4四半期連続のマイナスとなった。

特別項目を除いた1株利益は0.69ドルで、市場予想の0.67ドルを上回った。

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