GPIF、国債の直接入札可能に 財務省が省令改正へ
ロイター / 2025年1月29日 8時37分
1月29日、 財務省は年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が国債入札に参加できるよう省令を一部改正すると発表した。写真はGPIFのサイン。都内で2018年11月撮影(2025年 ロイター/Toru Hanai)
Miho Uranaka
[東京 29日 ロイター] - 財務省は29日、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が国債入札に参加できるよう省令を一部改正すると発表した。直接参加することで、より精緻な資産配分の比率調整(リバランス)が可能となる。
財務省は、2月27日まで実施するパブリックコメント(意見公募)を経て改正した省令を施行する。省令改正後、GPIFは、日本銀行との間で国債などの決済を行う電子決済システム「日銀ネット」に参加する。GPIFは、これまで証券会社を経由して国債入札に参加していたが、取引情報の秘匿や買いたい量が買えないなどの課題があった。
2024年9月末時点の運用資産額が約248兆円と、世界最大規模の年金基金であるGPIFは、20年4月以降、国民が収めた年金の積立金などを国内外の株式と債券に25%ずつ配分する「基本ポートフォリオ」に沿って運用を行っている。
基本ポートに基づく運用を行うため、経済環境や市場環境の変化が激しくなる局面においても、構成割合から乖離しないようリバランスを実施してきた。23年度には、株式相場が上昇したことで、国内株式を7.9兆円売り越し、国内債券を12.4兆円買い越した。
国債の直接入札による円滑な取引を通じて、より精緻なリバランスを可能にし、運用の高度化を進めたい考え。
この記事に関連するニュース
-
初めての債券投資、商品選びの判断ミス3点
トウシル / 2025年1月27日 7時30分
-
預かり資産・運用者数 国内No.1ロボアドバイザー(※)「WealthNavi(ウェルスナビ)」が預かり資産1兆4,000億円を突破
PR TIMES / 2025年1月24日 16時45分
-
リスク増やす想定でないと理解=運用利回り引き上げ提案でGPIF理事長
ロイター / 2025年1月23日 18時28分
-
投資の見直しはなぜ必要? タイミングはいつ? 押さえておきたい「リバランス」の重要性を解説
マイナビニュース / 2025年1月21日 7時30分
-
「ほったらかし投資」でおなじみのブロガー水瀬ケンイチさんに聞く、新NISA2年目の投資戦略。初心者が学ぶべき“とある組織”の投資法とは?
Finasee / 2025年1月6日 18時0分
ランキング
-
1「新NISAでオルカン、S&P500のつみたて投資」では幸せになれない…3億円を築いた投資家が個別株を勧めるワケ
プレジデントオンライン / 2025年1月30日 7時15分
-
2「間違った断熱」で電気代がかさむバカらしさ…職人社長が「一戸建てはエアコン1台で十分温まる」と断言する理由
プレジデントオンライン / 2025年1月30日 7時15分
-
3日銀の追加利上げで加速、勝者なき「預金争奪戦」 1年定期で金利1%の大台を突破する銀行が続出
東洋経済オンライン / 2025年1月30日 7時20分
-
4コメ価格の上昇一服、販売量増加 備蓄放出で値下がりも
共同通信 / 2025年1月29日 16時47分
-
5「おひとりさまツアー」は割高なのに、なぜ利用者が増えているのか “自己紹介なし”の理由
ITmedia ビジネスオンライン / 2025年1月30日 6時20分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください