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中国、新型コロナ第2波のリスク 「輸入型」に当局者が警鐘

ロイター / 2020年3月30日 8時24分

 3月29日、中国国家衛生健康委員会の米鋒報道官は、新型コロナウイルスの国内感染は「基本的に止まった」ものの、海外から持ち込まれる事例が増加していると指摘し、感染拡大の第2波のリスクを警告した。写真は湖北省武漢で、防護服を着て歩く男性。28日撮影(2020年 ロイター/Aly Song)

[武漢(中国) 29日 ロイター] - 中国国家衛生健康委員会の米鋒報道官は29日、新型コロナウイルスの国内感染は「基本的に止まった」ものの、海外から持ち込まれる事例が増加していると指摘し、感染拡大の第2波のリスクを警告した。

海外からの入国者の感染は累計693人となっており、同報道官は「感染の新たな波の可能性は依然として比較的高い」と述べた。

海外から入国した感染者の4分の1近くは北京に到着しており、北京市政府は「首都・北京は依然として矢面に立っている。気を緩める理由はない。すべてうまくいっていると言える状況ではない」とくぎを刺した。

こうした輸入型の事例の大半は海外から帰国した中国人が占めている。

国家衛生健康委員会によると、28日に本土で確認された新たな感染者は45人で、前日の54人から減少。1人を除いて全員が海外からの入国者に関連した事例だった。

過去7日間では、輸入型の感染者が313人、国内感染は6人にとどまっている。

28日の死者は5人。全員が湖北省武漢の患者だった。

中国本土の感染者は累計8万1439人、死者は3300人となった。

湖北省では4日連続で新たな感染者が確認されておらず、過去10日間に確認された感染者はわずか1人となっている。

湖北省政府は、武漢の複数のショッピングモールなどの営業再開を30日から認める方針を示した。

湖北省内の移動制限が解除される中、武漢も徐々に封鎖を解除しつつあり、市内の一部交通機関の運行再開に動いている。

武漢を除く湖北省のすべての空港は29日、一部の国内線の運航を再開した。武漢では4月8日から国内線の運航が再開される。湖北省から北京に向かう便は引き続き停止されている。

武漢では2カ月前に封鎖措置が導入されて以降、初めて列車が到着した。

当局に申請して許可を得た人については、北京への帰還制限も緩和されている。

北京市の当局者が29日明らかにしたところによると、湖北省から7000人以上がチャーター列車や自家用車で北京に戻った。

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