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独VW監査役会、米フォードとの提携事業を承認

ロイター / 2020年5月29日 10時50分

5月28日、独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は、監査役会が米フォード・モーターとの提携を通じた複数のプロジェクトを承認したと発表した。写真はVWのロゴ。独ウォルフスブルクで2019年9月撮影(2020年 ロイター/Fabian Bimmer)

[フランクフルト 28日 ロイター] - 独自動車大手フォルクスワーゲン(VW) は28日、監査役会が米フォード・モーター との提携を通じた複数のプロジェクトを承認したと発表した。両社は昨年7月に提携について発表していた。

VWによると、さまざまな契約がまとまりつつあり、近く署名される見通しという。

両社の共同事業にはフォードが開発する中型ピックアップトラックや、VWが開発する都市向け商用バン、フォード開発の商用バンなどが含まれる。また、VWの電気自動車(EV)の車体構造を用いて、欧州のフォード向けに新たなEVの生産も行う。

契約の正式な承認に関してフォードの広報担当者は28日、「近いうちに最新の情報を共同で発表できることを楽しみにしている」と述べた。

VWの発表文書によると、フォードが出資する自動運転ソフトウエア会社、アルゴAIへの投資など今後、ほかにもさらなる共同事業が行われるという。アルゴAIは最終的に両社が共同で経営権を握ることになる。

アルゴは28日付の発表文書で、同社への31億ドル規模のVWの投資計画は「引き続き順調に進んでおり、近く完了する見通しだ」とした。

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