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税収減考慮なら20年度公債依存度さらに悪化も=麻生財務相

ロイター / 2020年5月29日 11時54分

 5月29日、麻生太郎財務相(写真)は、新型コロナ対策追加で2020年度の公債依存度が56.3%に悪化する見通しとなったことに関し、「さらに税収が落ちることも計算に入れれば、もっと公債依存度が悪くなることも考えなければならない」との認識を示した。写真は都内で2018年3月撮影(2020年 ロイター/TORU HANAI)

[東京 29日 ロイター] - 麻生太郎財務相は、新型コロナ対策追加で2020年度の公債依存度が56.3%に悪化する見通しとなったことに関し、「さらに税収が落ちることも計算に入れれば、もっと公債依存度が悪くなることも考えなければならない」との認識を示した。29日の閣議後会見で語った。

20年度2次補正時点で政府は税収見通しを63.5兆円に据え置いた。麻生氏は対策に盛り込んだ納税猶予などを念頭に「それがどう出るか分からない。分かるにはもうしばらく時間がかかる」と語った。想定以上に国債発行額が膨らんだことを巡って「市場で日本の債券を売るとか、円を売る動きにはなっていない」との考えも述べた。

(山口貴也)

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