チェサピークの破綻、米石油関連サービス企業に打撃及ぼす恐れ
ロイター / 2020年6月29日 13時44分
6月29日、エネルギー業界アナリストなどによると、米シェール開発大手のチェサピーク・エナジーの経営破綻は、原油価格の急落で既に収益が悪化している大手エネルギーサービス会社やパイプライン運営会社に追い打ちを加えることになりそうだ。写真はイランのテヘランにあるガソリンステーションで2016年1月撮影(2020年 ロイター/Raheb Homavandi)
[ヒューストン 28日 ロイター] - エネルギー業界アナリストなどによると、米シェール開発大手のチェサピーク・エナジー
チェサピークは28日、連邦破産法11条の適用を申請した。ここ数年で経営破綻した米石油・ガス開発企業の中では最大規模。
エネルギー情報会社イースト・デーリー・キャピタルのシニアディレクター、ライアン・スミス氏によれば、天然ガスパイプライン運営大手ウィリアムズ
クレストウッドはコメントを控えた。エナジー・トランスファーは取材の要請に回答していない。
クレストウッドは先月、2020年の税引き前利益見通しを6000万ドル引き下げたが、今年から来年にかけて「相当な規模のキャッシュフロー」を生み出すとの見通しを示している。
ウィリアムズのバイスプレジデント、ローラー・クリークマー氏は、チェサピークへのエクスポージャーを収入の6%に引き下げたと明らかにした。5年前は18%だったという。チェサピークとの契約の内容を維持することに自信を示し、チェサピークが資産の価値を「最大化」する上でウィリアムズのパイプラインは不可欠と強調した。
チェサピークから関連会社を取得した掘削会社パターソン・UTI・エネルギーは2月に規制当局に提出した文書で、チェサピークと税金を共同で負担する契約を結んでおり、同社が支払いを行わないと「かなりの悪影響」が及ぶとしていた。しかし破産法申請前の段階で「チェサピークの負債への重要なエクスポージャーはないとの認識を示している。
この記事に関連するニュース
-
「石油は非常に大事で一気にカーボンニュートラルにはいかない、低炭素と石油を同時に考えていく」…エネオスホールディングス・宮田知秀社長
読売新聞 / 2024年9月19日 11時36分
-
米高裁、ガソリン共謀値上げの訴え棄却 石油大手2審も勝訴
ロイター / 2024年9月17日 13時4分
-
メタ、米国内データセンター向けに地熱発電利用契約
ロイター / 2024年8月27日 8時16分
-
24年原油需要見通し下方修正、中国減速で=モルガン・スタンレー
ロイター / 2024年8月26日 14時20分
-
アングル:米企業幹部、大統領選への言及が急増 政策の見通し立たず
ロイター / 2024年8月23日 15時36分
ランキング
-
1高齢者のダイエットは危険!実は寿命を削ってしまう可能性もあることが判明
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年9月19日 11時0分
-
2マイナ保険証では"大損"する人が続出…廃止される健康保険証だけに記載された最重要情報で医療費は雲泥の差
プレジデントオンライン / 2024年9月19日 10時15分
-
3ローソン、107円になる「長すぎるパン」を発売 「大きすぎるパン」も KDDIと共同開発した背景
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年9月19日 16時44分
-
4日系企業、社員の一時帰国容認も=邦人に募る不安―中国・男児襲撃事件
時事通信 / 2024年9月19日 21時1分
-
5お金持ち流!100円ショップで買うもの・買わないもの
オールアバウト / 2024年9月18日 21時40分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください