イラン、トランプ氏の逮捕状取得 司令官殺害関与の疑い
ロイター / 2020年6月30日 0時22分
イラン検察当局は29日、イラン革命防衛隊のソレイマニ司令官の殺害に関与したとして、トランプ米大統領ら当局者の逮捕状を取得し、国際刑事警察機構に「国際逮捕手配書」の発行を要請した。写真はソレイマニ司令官の顔写真と米国旗の一部。1月21日、テヘランの元米大使館の建物前で撮影(2020年 ロイター/Nazanin Tabatabaee/WANA (West Asia News Agency) via REUTERS)
[ドバイ 29日 ロイター] - イランの検察当局は29日、イラン革命防衛隊の精鋭「コッズ部隊」のソレイマニ司令官の殺害に関与したとして、トランプ米大統領のほか35人の当局者の逮捕状を取得し、国際刑事警察機構(ICPO、インターポール)に「国際逮捕手配書」(赤手配書)の発行を要請した。イランのファルス通信が報じた。
米国は今年1月3日、イラクの首都バグダッドの空港でソレイマニ司令官らを乗せた車列を空爆し、同司令官を殺害。国防総省は声明で「トランプ大統領の指示により、米軍は海外に駐留する米職員を守るため、ソレイマニ司令官を殺害することで断固とした防衛措置を講じた」と表明した。[nL4N2980GH]
イラン検察当局は殺人とテロリスト行為に対する逮捕状を取得したと表明。トランプ大統領の任期切れ後も責任を追求し続けるとした。
トランプ氏以外の逮捕状取得者には軍関係者らが含まれるとしたが、詳細については明らかにしなかった。
この件について米国務省のイラン担当特別代表ブライアン・フック氏は、「政治的な性質を持つ問題で、国家安全保障のほか、国際平和や国際安定の促進に一切関係ない」と指摘。イランのプロパガンダに過ぎないとし、国際刑事警察機構は国際逮捕手配書の発行に応じないとの見方を表明した。
インターポールは声明で「いかなる政治、軍事、政治、人種に絡む介入や活動」への関与は禁じられているとし、こうした内容の「要請を検討することはない」とした。
(※原文記事など関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)
この記事に関連するニュース
-
逮捕の反捕鯨団体創設者「後悔していない」
AFPBB News / 2024年7月31日 8時54分
-
イランの「トランプ暗殺計画」が明るみに...ソレイマニ司令官殺害への報復?
ニューズウィーク日本版 / 2024年7月22日 13時45分
-
81歳のバイデン大統領が左派にたたかれ続ける訳 ネタニヤフ首相と犬猿の仲、股裂き状態
東洋経済オンライン / 2024年7月19日 19時0分
-
トランプ銃撃時、シークレットサービスはイランの襲撃に備えていた?
ニューズウィーク日本版 / 2024年7月17日 18時50分
-
イランによるトランプ氏暗殺計画情報、米政府は事前に入手=報道
ロイター / 2024年7月17日 6時29分
ランキング
-
1シーシェパード創設者引き渡し 日本側から要請 デンマーク
AFPBB News / 2024年8月1日 19時41分
-
2「SHEIN」商品に発がん性物質 新たに水着などからも確認…浮き輪からは基準値の218.5倍
日テレNEWS NNN / 2024年8月1日 19時5分
-
3パリ五輪で「旭日旗」柄のサーフボード巡り韓国テレビ局が抗議 豪トップ選手は使用を撤回
産経ニュース / 2024年8月1日 18時6分
-
4【解説】“報復は義務だ”…イラン・ハメネイ師が声明 ハマス指導者暗殺、ガザ停戦交渉に影響は?
日テレNEWS NNN / 2024年8月1日 20時50分
-
5米、ジョージアへの1億ドル弱の援助停止 外国スパイ法巡り
ロイター / 2024年8月1日 13時37分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)