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英アームの真価はエコシステムそのもの=米エヌビディアCEO

ロイター / 2020年10月29日 11時22分

 10月29日 米半導体大手エヌビディアのジェンスン・フアンCEO(最高経営責任者)は29日、ソフトバンクグループ(SBG)から買収する英半導体設計企業アーム・ホールディングスについて「真の価値はエコシステムそのもの」と述べた。写真は店頭に並ぶエヌビディアのグラフィックカード 。2018年8月、カリフォルニア州サンマルコスで撮影(2020年 ロイター/Mike Blake)

[東京 29日 ロイター] - 米半導体大手エヌビディア のジェンスン・フアンCEO(最高経営責任者)は29日、ソフトバンクグループ(SBG)<9984.T>から買収する英半導体設計企業アーム・ホールディングスについて「真の価値はエコシステムそのもの」と述べた。オンラインのイベントでSBGの孫正義会長兼社長との対談で語った。

SBGは9月、傘下のアームの全株式をエヌビディアに最大約4.2兆円で売却することで最終契約した。孫氏は「アームの素晴らしさはその普及率」と指摘。フアン氏は「現在有効なライセンス契約を今後も継続すると約束する。今まで以上に購入してほしい」と述べた。

アームのCPU(中央演算装置)は、自動車や配達用ドローン、携帯基地局など「地球上のあらゆるエッジ(末端の)デバイスに入っている」(フアン氏)。一方、エヌビディアはクラウドAIに強みがあるとして同氏は「アームとエヌビディアの組み合わせが合理的」と強調した。

エヌビディアによるアーム買収は、英国や中国、欧州連合(EU)、米国などの必要な規制当局の承認を条件としている。

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