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ロシア、サイバー犯罪で今年は推計490億ドルの経済損失

ロイター / 2020年12月29日 14時45分

ロシア銀行最大手ズベルバンクは、国内企業や個人は今年、サイバー犯罪により最大3兆6000億ルーブル(490億ドル)の経済損失を被るとの推計を発表した。ロシア国旗とコンピューターコード、2018年撮影。(2020年 ロイター/Kacper Pempel)

[モスクワ 28日 ロイター] - ロシア銀行最大手ズベルバンクは、国内企業や個人は今年、サイバー犯罪により最大3兆6000億ルーブル(490億ドル)の経済損失を被るとの推計を発表した。

ロシア政府は、地下経済活動を取り締まるため、国民に対して現金使用を制限して銀行カードの利用を促している。ただ、内務省推計によると、ロシア国内の銀行カードに関連した犯罪は今年、500%増加している。

ズベルバンクのスタニスラフ・クズネツォフ副会長はロイターの取材に対して、国のセキュリティー対策の方がしっかりしているため、主に民間企業や個人がサイバー攻撃の標的になっていると指摘した。

同氏は「民間企業が最もぜい弱だ。顧客の口座から金融データ、入札情報など、あらゆるものが標的になっている。ロシア国内では230万もの不正口座があり、盗まれたデータのやり取りが行われている」と説明した。

ロシア語を話すネット犯罪者はロシアの他にドイツやウクライナ、ベネズエラでも活動しているという。

銀行は他の業界などと比較して比較的セキュリティー対策を講じているが、銀行員になりすまして電話でカード情報を盗もうとする犯罪手口が増えていると説明した。

こうした電話詐欺により、今年だけで100億ルーブル以上の損失を被る可能性があるという。同氏は前年の被害総額には言及していない。

ロシア中央銀行は、国内の銀行口座で昨年50万件以上の不正操作が確認されており、個人や企業の口座から64億ルーブル相当が盗まれたとしている。

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