米2社コロナワクチン、1回接種でも感染リスク80%低減=CDC調査
ロイター / 2021年3月30日 7時29分
米疾病対策センター(CDC)は29日、ファイザー・独ビオンテック製と米モデルナ製の新型コロナウイルスワクチンについて、1回目の接種から2週間後に感染リスクが80%低減したという調査結果を発表した。写真は3月19日、米ワシントン州シアトルで接種を受ける人(2021年 ロイター/David Ryder)
[29日 ロイター] - 米疾病対策センター(CDC)は29日、米ファイザー・独ビオンテック製と米モデルナ製の新型コロナウイルスワクチンについて、1回目の接種から2週間後に感染リスクが80%低減したという調査結果を発表した。
さらに、2回目の接種を受けてから2週間後の有効性が90%だったことも示された。
CDCは昨年12月14日から今月13日までの13週間、米6州の医療従事者ら3950人を対象に調査を実施。無症状の感染例を含めた新型コロナ感染に対するワクチンの有効性を分析した。
今回の調査結果では、1回目の接種後にワクチンの効果が出始めることを示したこれまでの研究結果が確認され、無症状の感染も抑制できることが確認された。
ワクチンの供給が限られている一部の国では、より多くの人に行き渡らせるため、2回目の接種を先延ばしにする動きが出ている。一方で米公衆衛生当局は、臨床試験に基づいて規制当局が承認したスケジュールで2回の投与を引き続き推奨している。
CDCの調査では、対象となった人の約74%が少なくとも1回目の接種を受けており、無症状の感染例を確認するため、週ごとに検査を実施した。
CDCのワレンスキー所長は、ワクチンが医療従事者らに対して早期に実質的な感染予防効果をもたらしたとの見解を示した。
CDCは今回の調査結果について、1回目の接種から2週間後に予防効果が出始めることを示しているものの、推奨される2回の接種を受けた人に最大の効果が見られたと改めて強調した。
*内容を追加しました。
この記事に関連するニュース
-
考えてみよう!HPVワクチンの接種
日テレNEWS NNN / 2024年9月16日 19時45分
-
エムポックス対策、医療従事者と濃厚接触者にワクチン無償提供へ(シンガポール)
ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年9月5日 16時0分
-
HPVワクチンを16歳~27歳女性が公費で打てるチャンスは残り半年
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年9月4日 9時26分
-
米保健当局、無料の新型コロナ検査キットを9月下旬から配布へ
ロイター / 2024年8月26日 9時40分
-
最新ワクチンでなければコロナ重症化は予防できない? 米国医師会の内科専門誌に論文
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年8月25日 9時26分
ランキング
-
1バイデン米大統領、クアッド制度化狙い「くさび」 「もしトラ」に備え
産経ニュース / 2024年9月22日 19時9分
-
2ヒズボラ、対イスラエル攻撃激化=一斉爆発で「最初の報復」
時事通信 / 2024年9月22日 19時59分
-
3先住民が遺した壁画に「当時の人類が見たはずがない生物」が描かれていた「謎」...南ア大学チーム
ニューズウィーク日本版 / 2024年9月22日 13時5分
-
4中国SNS「日本でも中国人狙った事件多い」 根拠ない投稿で深圳の男児刺殺を矮小化
産経ニュース / 2024年9月22日 17時51分
-
5イラン東部の炭鉱で爆発 少なくとも51人死亡 救助作業は難航
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年9月22日 21時21分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください