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サムスン電子、チップ需要改善見込む 第2四半期は54%営業増益

ロイター / 2021年7月29日 11時50分

韓国のサムスン電子は29日、2021年下期にメモリーチップの需要が堅調となり、モバイル市場が19年の水準まで回復するとの見通しを示した。写真はサムスンのロゴ。4月撮影。(2021年 ロイター/Valentyn Ogirenko )

[ソウル 29日 ロイター] - 韓国のサムスン電子は29日、2021年下期にメモリーチップの需要が堅調となり、モバイル市場が19年の水準まで回復するとの見通しを示した。新型コロナウイルス危機からの世界的な景気回復を示唆した。

同日発表した第2・四半期決算は営業利益が前年同期比54%増の12兆6000億ウォン(109億5000万ドル)と、18年第3・四半期以来の高水準となった。チップ価格の上昇や予想を上回る需要が寄与した。

サムスン電子は発表文書で「下期の市場環境は、部品事業にとって好ましいものになる見込みだ。スマートフォンの新モデル発売でメモリー需要が高まり、第5世代(5G)通信規格の普及により成長が促がされる」とした。

その上で、メモリーチップ以外の世界的な半導体不足問題が依然として見通しにリスクをもたらしていると指摘。新型コロナを巡る不透明感も続く見込みだと警告した。

ケープ・インベストメント・アンド・セキュリティーズのアナリスト、パク・ソンスン氏は「サムスンの第3・四半期決算は、DRAM価格のさらなる上昇や、アップルなどのスマホ新機種の発売によるディスプレー販売の増加を背景に、堅調な内容になるだろう」と語った。

第2・四半期の半導体受託製造部門の売上高は過去最高を記録。

モバイル部門の利益はモバイル端末向けプロセッサーチップの供給の制約や新型コロナに関連した生産への影響から前期比で減少した。

全体の純利益は73%増の9兆6000億ウォン。売上高は20%増の63兆7000億ウォンだった。

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