前場の日経平均は小幅続落、オミクロン株警戒も下げ渋り
ロイター / 2021年11月29日 12時4分
[東京 29日 ロイター] - 前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比5円13銭安の2万8746円49銭となり、小幅続落した。南アフリカで確認された新型コロナウイルスの変異株オミクロン株」が引き続き警戒されているものの、売り一巡後は下げ渋り、日経平均は一時プラスに浮上する場面もあった。
感謝祭の祝日明けで半日取引となった前週末26日米国株式市場は、オミクロン株に対する警戒から急落した。この変異株に対し既存のワクチンの効果があるか調査が進められる中、欧州連合(EU)や英国を含む世界各地で渡航制限を強化するなどの動きが広がっている。
これを受けて日本株も下値を模索して始まったが、時間外取引で米株先物が堅調に推移したほか、前週末に先行して下落していたことから、売り一巡後は買い戻しが活発化。「半導体関連株などコロナ禍の影響が小さいとみられるグループや、オミクロン株の影響でモノ消費が引き続き活発化すると想定される海運株などに押し目買いが流入した」(雨宮総研・代表の雨宮京子氏)という。
市場では「オミクロン株がどうなるかは、まだ見極める段階。売り一巡後は下げ渋った格好だが、過度に悲観することは禁物だろう」(野村証券・ストラテジストの澤田麻希氏)との声が聞かれる。
TOPIXは0.39%安で午前の取引を終了。東証1部の売買代金は1兆5884億4100万円だった。東証33業種では、ゴム製品、輸送用機器、繊維業などが下落した一方、海運業の値上がりが目立つ。
個別では、JR東日本、ANAホールディングス、エイチ・アイ・エスなどが下落したが、レーザーテックはしっかり。日本郵船も堅調に推移した。
東証1部の騰落数は、値上がりが643銘柄、値下がりが1443銘柄、変わらずが92銘柄だった。
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