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ホンジュラス大統領選、新中派の元大統領夫人が勝利宣言

ロイター / 2021年11月29日 15時59分

11月28日、中米ホンジュラスで大統領選挙が行われ、左派野党候補のシオマラ・カストロ氏(写真)が勝利を宣言した。カタカマスで撮影(2021年 ロイター/ Jose Cabezas)

[テグシガルパ 28日 ロイター] - 中米ホンジュラスで28日、大統領選挙が行われ、左派野党候補のシオマラ・カストロ氏が勝利を宣言した。カストロ氏はセラヤ元大統領の妻で、勝利が確定すれば同国初の女性大統領が誕生する。

選挙管理委員会によると、開票率40%時点で、カストロ氏は53.5%を得票。与党候補で首都テグシガルパ市長のナスリー・アスフラ氏は34%。

カストロ氏は演説で、融和の政府を樹立し、国民投票の導入で直接民主主義制度を強化する方針を示した。

エルナンデス現大統領は、地元ギャングとのつながりが指摘され、米国が麻薬密輸関連で捜査対象としていた。カストロ氏は、反エルナンデス層を取り込み、世論調査でアスフラ氏にリードしていた。

ホンジュラスは台湾と国交がある数少ない国の一つだが、カストロ氏はマニフェスト(選挙公約)で、勝利すれば中国と国交を結ぶとしていた。ただ、選挙を目前に控えた先週、米政府高官が訪問した後、マニフェストを起草したカストロ氏の側近はロイターに、最終的な決定はしていないと語っていた。

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