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米銀と民間金融会社の競争再燃、システミックリスクに=ムーディーズ

ロイター / 2023年9月29日 11時32分

 9月28日、格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは、米国の銀行と民間金融会社の間でレバレッジド・バイアウト(LBO)向け資金調達を巡る競争が再燃しており、信用の質低下とシステミックリスクを招いているとリポートで指摘した。写真はボスニア・ヘルツェゴビナのゼニツァで昨年2月撮影(2023年 ロイター/Dado Ruvic)

Matt Tracy

[28日 ロイター] - 格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは、米国の銀行と民間金融会社の間でレバレッジド・バイアウト(LBO)向け資金調達を巡る競争が再燃しており、信用の質低下とシステミックリスクを招いているとリポートで指摘した。

IFRのデータによると、先週末時点で銀行による9月のLBO関連を含むジャンク(投機的等級)売却額は183億ドルとなった。こうした銀行の動きは今年低調だったが、9月に活発化した。

ムーディーズのアナリストは、LBO案件の増加により銀行と不透明で規制の緩い民間金融会社の間で競争が激化していると指摘。

「公的金融機関と民間金融機関が価格と条件を巡って競争するにつれて信用の質は低下し、デフォルト(債務不履行)が増加する」とした。

ムーディーズは、米ジャンク債のデフォルト率が1年後に4.6%になると予想している。現在は4.7%、1年前は1.5%だった。

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