米通信当局、ファーウェイとＺＴＥ機器の排除権限強化も

　９月２８日、米連邦通信委員会（ＦＣＣ）のローゼンウォーセル委員長は２８日、インターネットのコンテンツを平等に扱う「ネット中立性」の回復を目指すＦＣＣの提案により、中国通信機器最大手の華為技術（ファーウェイ）と中興通訊（ＺＴＥ）の機器をデータセンターを含む米国のネットワークから強制排除する新たな権限が与えられる可能性があると説明した。写真はファーウェイのロゴ。英レディングで２０２０年７月撮影（２０２３年　ロイター／Matthew Childs）

David Shepardson

[ワシントン ２８日 ロイター] - 米連邦通信委員会（ＦＣＣ）のローゼンウォーセル委員長は２８日、インターネットのコンテンツを平等に扱う「ネット中立性」の回復を目指すＦＣＣの提案により、中国通信機器最大手の華為技術（ファーウェイ）と中興通訊（ＺＴＥ）の機器をデータセンターを含む米国のネットワークから強制排除する新たな権限が与えられる可能性があると説明した。

１２９ページに及ぶ提案では、プロバイダー（接続業者）によるトラフィック妨害などを禁止する新しい規則が、ＦＣＣにファーウェイやＺＴＥの通信機器やサービスを排除し交換を事業者に要求する強力な権限を与えることについて、一般からの意見を求めている。

ＦＣＣはこれまでに、中国の通信企業に対し、米国内で通信事業を行う権限を取り消したり、却下したりした。