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午後3時のドルは149円前半で小幅安、持ち高調整の売り

ロイター / 2023年9月29日 15時32分

 9月29日、午後3時のドル/円は、前日のニューヨーク市場終盤(149.29/149.32円)に比べてドル安/円高の149円前半で推移している。写真は米ドル紙幣。昨年2月撮影(2023年 ロイター/Dado Ruvic)

Hiroko Hamada

[東京 29日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日のニューヨーク市場終盤(149.29/149.32円)に比べてドル安/円高の149円前半で推移している。節目の150円を前に介入警戒感が高まっており、ドルは上値の重い展開が続いた。週末と月末を控えて、ポジション調整のドル売りが出たとの指摘も聞かれた。

朝方のドルは、仲値にかけて実需のフローが活発になった。きょうは月末と四半期末、半期末が重なる日で、取引量は普段より多めだったという。

鈴木俊一財務相は正午過ぎに記者会見で、外為市場で進む円安を巡り「防衛ラインみたいなものがあって、それを超えたらどうするこうするということはない」との認識を示した。現在の円相場は「だいぶ円安に進んでいる感がある」とも述べ、発言が伝わった後、ドルは10銭程度下落した。

午後1時に、日銀が超長期債を対象とした臨時の国債買い入れオペを通告すると、ドルは一時149.50円まで上昇。ただ、その後はすぐに149.40円台に戻し、一進一退となった。市場では「指し値オペほど金利上昇抑制の姿勢が強いわけではないため、円安が進行する動きにはならなかったのではないか」(国内銀行のチーフ・為替ストラテジスト)との声が聞かれた。

ドルは午後3時にかけて円高が進み、149円近辺まで下落した。「米長期金利の低下に加えて、週末を前に米政府機関の閉鎖の懸念が高まっており、持ち高調整のドル売りが出たのではないか」(ニッセイ基礎研究所の上席エコノミスト・上野剛志氏)との指摘があった。

目先のドルについては底堅い動きを予想する声が多い一方で、「介入への警戒感もあり、高値圏でのもみ合いが続きそうだ」(国内金融機関・シニアストラテジスト)といい、150円以上でドルが積極的に上値を追う可能性は低いという。

ユーロ/ドルは1.0575ドル付近で、前日のニューヨーク市場終盤に比べて上昇している。「前日までに売られ過ぎた反動と、米金利の上昇がいったん落ち着いていることから、ユーロの買い戻しが進んだのではないか」(前出の国内銀行)との意見があった。ユーロ/円は157.77円付近で横ばい。

ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 149.16/149.17 1.0575/1.0579 157.77/157.78

午前9時現在 149.33/149.34 1.0560/1.0564 157.72/157.76

NY午後5時 149.29/149.32 1.0564/1.0568 157.73/157.77

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