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NY外為市場=ドル、四半期ベースで今年最大の上げ幅 11週連騰へ

ロイター / 2023年9月30日 6時31分

終盤のニューヨーク外為市場では、ドル指数が小幅下落した。2014年11月撮影(2023年 ロイター/Gary Cameron)

[ニューヨーク/ロンドン 29日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドル指数が小幅下落した。ただ、四半期ベースでは年初来最大の上げ幅を記録し、週間でも11週連続上昇となる基調にある。投資家は堅調な米経済の持続と金利上昇長期化の可能性を織り込んでいる。

ドル指数は、この日は0.05%安の106.09となった。27日に付けた10カ月ぶり高値106.84からは下落したものの、今四半期は3.13%上昇し、週間でも11週連騰を記録する勢いとなっている。

複数のアナリストがドル高は続くとみている。ブラウン・ブラザーズ・ハリマン(ニューヨーク)の為替戦略担当グローバルヘッド、ウィン・シン氏は「今日のドル下落は四半期末のリバランスによる可能性が高いとみている。この調整がいつまで続くかはわからないが、投資家は割安な水準で再びドルを買い持ちにする機会をうかがうべきだ」と述べた。

一方、政府機関の一部閉鎖が迫っていることは、経済指標の発表に影響を与え、経済成長に水を差す可能性がある。

米議会下院は29日、マッカーシー下院議長(共和党)が提案した10月末までのつなぎ予算案を賛成198、反対232で否決した。これにより10月1日から連邦政府機関が一部閉鎖されることがほぼ確実となった。

ドル/円は0.06%高の149.41円となった。27日につけた11カ月ぶり高値149.71円からは下落した。前四半期の8.66%上昇に続き、今四半期は対円で3.54%上昇した。

円は150円台目前で推移しており、日本当局による介入警戒感が高まっている。

ユーロ/ドルは0.10%高の1.0578ドルとなったが、四半期では3.08%下落し、この1年で最大の下げ幅を記録した。

英ポンドは0.04%上昇の1.2206ドル。四半期ベースでは3.85%安となる見通しで、この1年で最悪のパフォーマンスとなっている。  

ドル/円 NY終値 149.35/149.40

始値 149.09

高値 149.49

安値 148.97

ユーロ/ドル NY終値 1.0570/1.0574

始値 1.0610

高値 1.0610

安値 1.0565

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