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米国株式市場=S&P下落、インフレ指標受け

ロイター / 2023年9月30日 6時32分

米国株式市場はS&P総合500種が下落して取引を終えた。2022年3月撮影(2023年 ロイター/Brendan McDermid)

[ニューヨーク 29日 ロイター] - 米国株式市場はS&P総合500種が下落して取引を終えた。投資家は米インフレ指標が連邦準備理事会(FRB)の金融政策に及ぼす影響を消化した。第3・四半期末のポートフォリオ調整も重しとなった。

S&P500とナスダック総合は月間で今年最大の下落率を記録。四半期では主要3指数全てが今年初の下げとなった。

米商務省が29日発表した8月の個人消費支出(PCE)価格指数は、変動の大きい食品とエネルギーを除いたコア指数の伸びが前年同月比3.9%と、前月の4.3%から減速し、2021年6月以降で初めて4.0%を下回った。

PCE発表を受け株価は当初上昇していたが、その後下げに転じた。

USバンク・ウェルス・マネジメントのエリック・フリードマン最高投資責任者(CIO)は「インフレ率は予想より好転しているものの、なお高止まりしている」と指摘。一方で「四半期末を迎え、株式と債券の両市場であらゆる動きが見られる」とした。

業種別では、エネルギーが約2%、金融が0.9%それぞれ下落した。ただ第3・四半期のパフォーマンスではエネルギーが最も上昇したセクターとなった。

フリードマン氏は「エネルギーと金融は相対的に上昇しており、きょうはある程度のリバランス効果が見られる」とした。

四半期ベースではS&P500が約3.6%、ダウ工業株30種が2.6%、ナスダックが4.1%それぞれ下落した。月間ではS&P500が4.9%安、ダウが3.5%安、ナスダックが5.8%安となった。

個別銘柄では、米スポーツ用品大手ナイキが6.7%高。28日発表した第1・四半期(6─8月)決算は、利益が市場予想を上回った。

ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.2対1の比率で上回った。ナスダックでは1.1対1で値上がり銘柄が多かった。

米取引所の合算出来高は約113億株。直近20営業日の平均は104億株。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 33507.50 -158.84 -0.47 33882.61 33893.68 33407.45

前営業日終値 33666.34

ナスダック総合 13219.32 +18.05 +0.14 13337.71 13382.98 13177.09

前営業日終値 13201.28

S&P総合500種 4288.05 -11.65 -0.27 4328.18 4333.15 4274.86

前営業日終値 4299.70

ダウ輸送株20種 14968.77 -17.13 -0.11

ダウ公共株15種 816.55 +1.02 +0.13

フィラデルフィア半導体 3434.29 +13.30 +0.39

VIX指数 17.52 +0.18 +1.04

S&P一般消費財 1264.00 +6.70 +0.53

S&P素材 494.54 -1.11 -0.22

S&P工業 857.57 -5.09 -0.59

S&P主要消費財 727.36 -1.85 -0.25

S&P金融 552.16 -4.92 -0.88

S&P不動産 213.82 +0.75 +0.35

S&Pエネルギー 694.19 -13.97 -1.97

S&Pヘルスケア 1501.22 -11.58 -0.77

S&P通信サービス 222.21 -1.63 -0.73

S&P情報技術 2905.56 +11.36 +0.39

S&P公益事業 299.20 +0.62 +0.21

NYSE出来高 11.51億株

シカゴ日経先物12月限 ドル建て 31850 - 170 大阪比

シカゴ日経先物12月限 円建て 31825 - 195 大阪比

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