ヘッジファンド各社、インド事業拡大急ぐ
ロイター / 2023年10月30日 7時26分
Xie Yu Summer Zhen
[香港 27日 ロイター] - ヘッジファンド各社が、これまで世界の投資家から長年敬遠されてきたインド市場への参入や事業拡大を急いでいる。流動性の高まりや、中国に代わる投資先としてのインドの台頭が背景にある。
シンガポールが拠点のヘッジファンド、ダイモン・アジア・キャピタル(運用資産20億ドル)は投資助言ライセンスを申請中で、ムンバイでの事務所開設を進めている。同社のウォン最高経営責任者(CEO)は「株式事業の業績を左右するのはこれまで中国や日本だった」と説明。「ただ、ここ1─2年は全体的なポートフォリオにおけるリターンやリスクを取ることに関して、インドがますます寄与するようになっている」と語った。
一部ヘッジファンドはインドの経済的機会や、現地の豊富な人材、安定した規制環境が要因だと強調。また取引量の急増で、従来の投資戦略が容易になるという。
ピクテ・アセット・マネジメントのシニア投資マネジャーは、インド株式には今年、これまでに約60億ドルの流入があり、世界の株式市場への純資金流入額の半分を超えると指摘。エネルギーや防衛、ハイテク、製薬などの業種が引き続き恩恵を受けるとの見方を示した。
シタデル・セキュリティーズもインド事業を急速に拡大しており、昨年進出したインド北部ハリヤナ州グルガオンでは10人の現地チームを抱えている。
この記事に関連するニュース
-
直近5年で100%増! NISAでインド株なら「投資信託」一択! 株価の見通しやおすすめ銘柄は?
Finasee / 2024年7月16日 19時0分
-
中国除く新興国、昨年の総資本流入は2018年以来の高水準=IMF
ロイター / 2024年7月16日 11時33分
-
テマセク、インドに3年で最大100億ドル投資へ 中国には警戒姿勢
ロイター / 2024年7月16日 9時11分
-
アングル:アジア株に海外資金流入、米金利見通しとハイテク株上昇が支援
ロイター / 2024年7月5日 9時14分
-
アングル:中国本土から香港への資金流出再燃、人民元に下げ圧力
ロイター / 2024年6月24日 13時8分
ランキング
-
1今回のシステム障害、補償はどうなる?…「保険上の大惨事」「経済的損害は数百億ドル」
読売新聞 / 2024年7月20日 21時24分
-
2「みんなの意見は正しい」はウソである…ダメな会社がやめられない「残念な会議」のシンプルな共通点
プレジデントオンライン / 2024年7月20日 16時15分
-
3AI利用で6割が「脅威感じる」 規則・体制整備に遅れも
共同通信 / 2024年7月20日 16時50分
-
4次はコメで家計大打撃!? 昨年の猛暑の影響で不足が懸念、約11年ぶりの高値水準に 銘柄によっては品薄や欠品も
zakzak by夕刊フジ / 2024年7月20日 10時0分
-
5苦境の書店、無人店舗が救う? 店内で感じた新たな可能性
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年7月20日 7時35分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)