ウクライナ和平巡り60カ国余りが協議、ゼレンスキー氏が新たな世界モデル構築要望
ロイター / 2023年10月30日 7時28分
ウクライナが提案する和平案「平和の公式」を協議する会合が28日にマルタで開催され、ゼレンスキー大統領は参加した60カ国余りの代表らに、世界共通となる平和実現の新たなモデルの構築を要望した。写真はドネツクで26日、砲撃で破壊された建物の入り口で撮影(2023年 ロイター/Alexander Ermochenko)
Christopher Scicluna
[バレッタ(マルタ) 28日 ロイター] - ウクライナが提案する和平案「平和の公式」を協議する会合が28日にマルタで開催され、ゼレンスキー大統領は参加した60カ国余りの代表らに、世界共通となる平和実現の新たなモデルの構築を要望した。
ロシアは協議に加わっておらず、デンマークとサウジアラビアに次ぐ3回目の平和の公式を巡る会合を開いたマルタを批判している。
ゼレンスキー氏は、人類の歴史が平和だけになる日を心待ちにしていると表明し、国際法と国連憲章がこの悲願を記していると述べた。
その上で、果たして国連憲章が有効に機能しているのかと問いかけ、ウクライナや中東、アフリカでは戦争で死んだ息子や娘を母親が泣きながら埋葬し、戦争で孤児になった子どもたちは絶望の淵に追いやられているというのがその答えだと指摘。「われわれは別の答えを用意できるし、しなければならない。世界は血を流し過ぎている」と訴えた。
ゼレンスキー氏が昨年11月に発表した平和の公式は、ウクライナの領土一体性回復や、ロシア軍の即時全面撤退、食料とエネルギー供給の確保など10項目が挙げられている。
マルタとウクライナは、参加各国が公正で持続的な平和を追求し、核の安全や人道問題、エネルギーと食料の安全保障などへの取り組みの重要性を改めて想起すべきなどとした共同議長声明を発表した。
ウクライナとしては、今回の会合を踏まえて年内に首脳級会合での合意にこぎ着けたい考えだ。
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