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ECB、早めに小刻みな利下げを=ポルトガル中銀総裁

ロイター / 2024年1月29日 19時28分

欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのセンテノ・ポルトガル中銀総裁はロイターとのインタビューに応じ、ECBは早めに利下げを実施すべきだと主張、急な利下げではなく、小刻みな利下げが必要だとの認識を示した。2021年撮影。(2024年 ロイター/Pedro Nunes/File Photo)

Sergio Goncalves Andrei Khalip

[リスボン 29日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのセンテノ・ポルトガル中銀総裁はロイターとのインタビューに応じ、ECBは早めに利下げを実施すべきだと主張、急な利下げではなく、小刻みな利下げが必要だとの認識を示した。

一部のECB当局者は5月発表の第1・四半期の賃金統計でインフレの二次的な影響が出ていないか見極める必要があるとしているが、センテノ氏は二次的影響の兆候はなく、5月の賃金統計を待つ必要はないと発言。

「インフレが(中期目標の2%に向けて)持続的に鈍化している数多くの証拠がある」とし、エネルギーコストや供給制約など、物価上昇を招いた「ほぼ全ての」ショック要因が消滅したとの認識を示した。

「時期を遅らせて、より強力な対応をすることも可能だし、早めに緩やかに対応することも可能だ。私は漸進主義のアプローチに全面的に支持する。経済主体にECBの決定に順応する時間を与える必要があるためだ」とも発言。継続的で持続的な利下げを望むとし、25ベーシスポイント(bp)刻みの措置が「良い基準」になると述べた。

ECBがぎりぎりまで手の内を明かさないのは「金融政策というよりゲームに典型的な」手法だとした上で、インフレが目標の下方に乖離(かいり)するリスクは「上方に乖離する場合と同様に罰に値する」とも述べた。

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