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米とパートナー国、中ロ貿易阻止へ制裁の用意=ホワイトハウス

ロイター / 2024年5月29日 9時39分

 米ホワイトハウスのダリープ・シン国家安全保障担当副補佐官(国際経済担当)は5月28日、ウクライナ戦争が続く中、安全保障を脅かす中国とロシアの貿易を阻止するため、米国はパートナー国と共に制裁と輸出規制を発動する用意があると表明した。2022年2月、ワシントンで撮影(2024年 ロイター/Kevin Lamarque)

Andrea Shalal

[ワシントン 28日 ロイター] - 米ホワイトハウスのダリープ・シン国家安全保障担当副補佐官(国際経済担当)は28日、ウクライナ戦争が続く中、安全保障を脅かす中国とロシアの貿易を阻止するため、米国はパートナー国と共に制裁と輸出規制を発動する用意があると表明した。

主要7カ国(G7)が設定した原油価格上限の回避に「影の船団」を使っているロシアのコストを引き上げるため、各国がさらに行動することもできると述べた。

米国と同盟国が二次的制裁の導入に動いているかどうかについては明言を避けつつ、金融円滑化に関する現行の制裁文言を拡大することも可能だとした。

シン氏はシンクタンクのブルッキングス研究所主催イベントで、西側諸国は制裁回避を防ぐ取り組みを強化する必要があると指摘。米国企業に対し、自社の製品が知らないうちにロシアの戦争を助長していないか確認するよう求めた。

また、来月開催されるG7首脳会議については、凍結されたロシア資産約3000億ドルを活用することでウクライナの資金不足を補う絶好の機会だと指摘。リスクはあるが必要なことだと述べた。

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