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ラファ全面侵攻なら最後の病院が機能停止、WHO代表が警告

ロイター / 2024年5月29日 11時53分

 5月28日、世界保健機関(WHO)のパレスチナ自治区ガザ・ヨルダン川西岸代表を務めるリチャード・ピーパーコーン氏は、イスラエルがガザ南部ラファに全面侵攻すれば、同市最後の病院が機能停止に陥り、多数の死者が出るだろうと述べた。写真はWHOのロゴ。スイスのジュネーブで昨年2月撮影(2024 ロイター/Denis Balibouse)

Gabrielle Tétrault-Farber

[ジュネーブ 28日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)のパレスチナ自治区ガザ・ヨルダン川西岸代表を務めるリチャード・ピーパーコーン氏は28日、イスラエルがガザ南部ラファに全面侵攻すれば、同市最後の病院が機能停止に陥り、多数の死者が出るだろうと述べた。

同氏はジュネーブで開幕したWHO総会の合間に、イスラエルの戦車がラファの中心部に進撃したとの報道を踏まえ、「侵攻が続けば、ラファの最後の病院が失われる」と指摘。全面侵攻となった場合、設備の整っていない野戦病院での緊急対応では「死亡率と罹病率の大幅増加を回避できない」と述べた。

また、ラファにある3病院のうち「かろうじて機能している」のは1施設だけで、以前は700人の透析患者に対応していた病院はもはや機能していないと述べた。

ラファは、イスラエルが今月になってガザ側境界での軍事攻撃を強化し、パレスチナ側からの検問所を掌握するまで人道支援物資の主要な搬入口となっていた。

ピーパーコーン氏は、検問所の閉鎖はガザに対するWHOの医療物資搬入能力に直接影響したと説明。「ほぼ全ての医療物資、必須医薬品と機器は実際エジプトからラファ検問所経由で搬入されている。現在、トラック60台がガザ入りを待っている」と述べた。

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