1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. 国際総合

WHO総会、米仏などがパンデミック条約の合意呼びかけ

ロイター / 2024年5月29日 12時6分

 5月28日、スイスのジュネーブで開かれている世界保健機関(WHO)総会は、米国、フランス、ドイツを中心とする西側諸国が、感染症のパンデミック(世界的大流行)への対応を強化するルールを定めた「パンデミック条約」への合意を呼びかけた。写真はWHOのロゴ。スイスのジュネーブで27日撮影(2024 ロイター/Denis Balibouse)

Emma Farge

[ジュネーブ 28日 ロイター] - スイスのジュネーブで開かれている世界保健機関(WHO)総会は28日、米国、フランス、ドイツを中心とする西側諸国が、感染症のパンデミック(世界的大流行)への対応を強化するルールを定めた「パンデミック条約」への合意を呼びかけた。

先週の交渉では、ワクチンの分配や資金援助などの課題を巡り富裕国と貧困国との間の溝が深く、合意に達しなかった。具体的な議論の進展には数カ月ないし数年かかる可能性がある。

ただ、並行して話し合いが進む「国際保健規則(IHR)」の改定は合意が可能とみられている。IHR改定には世界的な公衆衛生上の緊急事態に対する新たな段階的警告システムなどが盛り込まれている。

ドイツのラウターバッハ保健相は総会で「IHRに集中的に取り組み、既に世界により良い保護をもたらしているIHRの改定を成功させよう」と訴え、パンデミック条約についても1年以内にまとめるべきだとの見解を示した。

IHR改定についてはフランス、ノルウェー、アイルランド、米国も週内の合意を求めた。一方、ウガンダとタンザニアはIHR改定とパンデミック条約を合わせて扱うよう求め、交渉を延長すべきだとの見解を示した。

話し合いはIHRとパンデミック条約の改定を統合した形で29日に再開する。総会は6月1日まで開かれる。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください