ＳＫハイニックス、韓国ＡＩ半導体拠点設立に68億ドル投資へ

韓国の半導体大手ＳＫハイニックスは２６日、ソウル近郊の龍仁市に構築される半導体集積地「半導体クラスター」における最初の工場建設に約９兆４０００億ウォン（６８億ドル）を投資することを決めたと発表した。写真は２０２２年２月撮影（２０２４年　ロイター/Florence Lo/Illustration）

Joyce Lee

[ソウル ２６日 ロイター] - 韓国の半導体大手ＳＫハイニックスは２６日、ソウル近郊の龍仁市に構築される半導体集積地「半導体クラスター」における最初の工場建設に約９兆４０００億ウォン（６８億ドル）を投資することを決めたと発表した。

同社は２０１９年から、龍仁クラスターで新たに４つの工場建設への投資を計画している。

同社は規制当局に提出した書類で、この投資は人工知能（ＡＩ）向け半導体の需要に対応し、将来の成長を確保することを目的としていると説明した。

ＳＫハイニックスの声明によると、龍仁クラスターには最終的に同社の次世代半導体の生産工場４施設と５０余りの地元の小規模な半導体企業が集積する。

今回発表の投資額で、２０２８年末までの最初の工場のほか、水道・電気設備、事業支援と福利厚生施設などの工事を賄う見通しだ。

直径３００ミリの半導体用シリコンウエハーを加工できる研究施設も併設し、国内の半導体材料と装置メーカーが現場に沿った環境で製品の試験を行えるようになるという。