1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. 経済

ユーロ圏銀行、サイバーセキュリティーに改善余地 ECBが初調査

ロイター / 2024年7月29日 11時35分

 7月26日、欧州中央銀行(ECB)は、ユーロ圏の銀行のサイバーセキュリティーについて、ハッカー攻撃を受けた場合の業務継続方法をはじめとして「改善の余地」があるとの見解を表明した。写真はECB。フランクフルトで2022年7月撮影(2024 ロイター/Wolfgang Rattay)

[フランクフルト 26日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)は26日、ユーロ圏の銀行のサイバーセキュリティーについて、ハッカー攻撃を受けた場合の業務継続方法をはじめとして「改善の余地」があるとの見解を表明した。

ECBはサイバー攻撃の増加を受けて、サイバーリスクへの銀行の対応を調べる初のストレステストを実施した。対象となった109行は、サイバー攻撃を受けた場合の危機管理手順の発動や通常業務の回復など、対処と復旧の方法に関する詳しい情報の提供を求められた。

その後ECBは提供された情報を精査し、毎年実施している監督評価の一環で各行に具体的な勧告を行った。

テストの結果について、ECB監督理事会のメンバーはブログで「銀行が高レベルの対応や復旧の体制を整えているものの、改善の余地が残されている状況を示した」と述べた。

ECBによると、銀行に対してはサイバー攻撃を想定した業務継続計画の策定や復旧措置の強化、社外プロバイダーに関する詳細な検討などを具体的に勧告した。ストレステストで判明した欠点の是正措置を既に取ったか、是正する計画を立てている銀行もあるとしている。

ハッカーに有利な情報を与えない形にするため、調査対象となった銀行の具体名は公表せず、サイバーセキュリティー上の欠点もほとんど明らかにしていない。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください