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午前の日経平均は反発、米ハイテク株高を好感 自律反発期待で全面高

ロイター / 2024年7月29日 11時57分

 7月29日、午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比748円34銭高の3万8415円75銭と反発した。写真は都内にある東京証券取引所で2015年7月撮影(2024 ロイター/Toru Hanai)

Noriyuki Hirata

[東京 29日 ロイター] - 午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比748円34銭高の3万8415円75銭と反発した。前週末の米国市場でインフレ鈍化を受けてハイテク株高となったことを好感し、8営業日続落からの自律反発を期待した買いが優勢となった。幅広く買われて全面高の商状となり、上げ幅は一時1000円を超えた。

日経平均は471円高で寄り付いた後も一時1052円高の3万8719円70銭に上値を伸ばした。前週末の米国市場で6月個人消費支出(PCE)価格指数の伸び鈍化を受けてハイテク株高となったことを手掛かりに、東京エレクトロンなどの半導体関連やハイテク株を中心に幅広く買われた。決算などを材料視した個別物色も目立った。

東証プライム市場の9割超の銘柄が値上がりし、全面高となった。市場では「押し目を狙っていた向きの買いが入った。先物主導の上昇で、物色にはあまり傾向はみられない」(しんきんアセットマネジメント投信の藤原直樹シニアファンド・マネージャー)との声が聞かれた。

一方、中盤以降は伸び悩みもうかがわれた。今週は日米で中央銀行の政策決定会合を控えており「政策見極めに向けて、買い戻し一巡後はいったん一休みになりやすい」(しんきんAMの藤原氏)という。

TOPIXは1.88%高の2750.28ポイントで午前の取引を終了した。東証プライム市場の売買代金は1兆9849億1900万円だった。東証33業種では、全業種が値上がりし、値上がり率上位は保険や非鉄金属、化学、不動産、金属製品などだった。

前週末に発表した決算が好感された信越化学工業は大幅高。ホンダと日産自動車の連合への合流で協議を始めたと伝わった三菱自動車工業は大幅高だった。

一方、欧州当局がアルツハイマー病治療薬の販売承認しないよう勧告したことが伝わったエーザイは年初来安値を更新。前週末に決算を発表したSCREENホールディングスは軟調だった。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1537銘柄(93%)、値下がりは88銘柄(5%)、変わらずは20銘柄(1%)だった。

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