ベイルート発着航空便が欠航、イスラエルとヒズボラの緊張受け

　レバノンに拠点を置く親イラン武装組織ヒズボラとイスラエルの緊張が高まる中、レバノンの首都ベイルートを発着する一部の航空便が欠航または遅延となっている。レバノンの国際空港で２８日撮影（２０２４年　ロイター／Mohamed Azakir）

(見出しに語句を補って再送します)

[２９日 ロイター] - レバノンに拠点を置く親イラン武装組織ヒズボラとイスラエルの緊張が高まる中、レバノンの首都ベイルートを発着する一部の航空便が欠航または遅延となっている。

レバノンの中東航空（ＭＥＡ）は運航の乱れについて、保険リスクに関連したものと説明した。

イスラエルが占領するゴラン高原で２７日、サッカー場にロケット弾攻撃があり、子どもを含む１２人が死亡した。イスラエルはヒズボラによる攻撃だと非難したが、ヒズボラは否定している。

イスラエルの安全保障内閣は２８日、対応の「方法と時期」を決定する権限を政府に認めた。

空港の案内板や航空機追跡サイト「フライトレーダー２４」によると、ドイツのルフトハンザ航空と傘下のユーロウィングスは２９日午後に予定されていたベイルート行き３便を欠航した。

同サイトによると、トルコ航空は２８日夜に２便を欠航し、傘下のＡジェットやトルコに拠点を置く格安航空会社サンエクスプレス、ギリシャのエーゲ航空、エチオピア航空、ＭＥＡもベイルートに２９日到着予定の便を欠航した。