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SMBC日興の4―6月期、純利益は前年同期比2.4倍 営業部門堅調

ロイター / 2024年7月29日 17時16分

三井住友フィナンシャルグループ傘下のSMBC日興証券が29日に公表した24年4-6月期の純利益(海外拠点含む)は、前年同期比2.4倍の201億円だった。写真は2017年12月、都内で撮影(2024年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

Miho Uranaka

[東京 29日 ロイター] - 三井住友フィナンシャルグループ傘下のSMBC日興証券が29日に公表した24年4-6月期の純利益(海外拠点含む)は、前年同期比2.4倍の201億円だった。株価は足元で調整する局面もあったが、資産運用需要の高まりからリテール向け営業部門やDCM(デットキャピタル・マーケッツ)収益が好調だった。

ポートフォリオ・コンサルティング営業の浸透により、株式の投資信託預かり資産とファンドラップ口座の契約残高は11.2兆円に増えた。これに伴い、残高ベース収益は前年同期の190億円から250億円に増加。運用に伴うポートフォリオの組み換えなどのフロー収益は284億円だった。前年同期比、前四半期比ともに増収だった。

SMBC日興は、2017年に導入した米ブラックロックのリスク分析エンジンを活用した資産管理サービスツールの個人の対象を拡充するなどして、コンサルティング営業を強化している。後藤歩常務執行役員は、顧客ポートフォリオの質の改善とあわせて、今後より拡充の効果が出てくるとの見方を示した。

金利の変動を見越した企業の旺盛な起債需要により国内のDCM収益も業績を押し上げた。

SMBC日興はこれまでグローバル金融規制の影響で同証券が行う海外事業については資本関係に合わせた数値を示してきたが、今回からこうした制度連結による数値以外にも、資本関係に関わりなく同社が経営管理を行う海外拠点の数値を合算し、経営の実態に即した形での開示を行っている。グループと本社管理費用の配分の仕方を統一し、セグメント収支も一部変更している。

制度連結による純利益は116億円(前年同期は59億円の赤字)だった。

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