トヨタ、7月世界販売2カ月連続前年割れ 中国低迷継続と北米リコールで
ロイター / 2024年8月29日 13時51分
トヨタ自動車が29日発表したトヨタ単体(レクサス車を含む)の2024年7月の世界販売は2カ月連続で前年を下回り、世界生産も6カ月連続で前年を割り込んだ。資料写真、米ニューヨーク、3月撮影(2024 ロイター/David Dee Delgado)
Maki Shiraki
[東京 29日 ロイター] - トヨタ自動車が29日発表したトヨタ単体(レクサス車を含む)の2024年7月の世界販売は2カ月連続で前年を下回り、世界生産も6カ月連続で前年を割り込んだ。中国での低迷が続いてるほか、北米ではリコール(回収・無償修理)に伴う車種の生産停止などで販売が落ち込んだ。
一方、ダイハツ工業と日野自動車を含むグループ全体での世界販売は6カ月ぶりに前年を上回り、世界生産も7月として過去最高だった。
トヨタ単体の世界販売は前年同月比0.2%減の85万7982台。このうち海外は0.1%減で2カ月連続、国内は0.6%減で7カ月連続それぞれ前年を下回った。
販売を地域別でみると、厳しい価格競争が続く中国は6.1%減だった。北米は4.7%減だった。エアバッグの性能問題でリコールを実施しているスポーツ用多目的車(SUV)の「グランドハイランダー」や「レクサス・TX」の生産停止が響いた。同2車種の生産再開は10月21日以降の見込みとなっている。
日本は0.6%減だった。リコールで停止していた「プリウス」の出荷・生産は再開されたが、認証不正対象車の「ヤリスクロス」「カローラフィールダー」「カローラアクシオ」の生産停止の影響が続いた。同3車種の生産再開は9月2日の予定だ。
トヨタ単体の世界生産は0.6%減の80万4610台。中国が9.6%減だったほか、経済の低迷が続くタイでは11.7%減った。北米はリコールによるSUV2車種の生産停止はあったものの、稼働が前年より2日間多く6.2%増えたほか、欧州もフランスの稼働が5日間多い影響もあり3.4%増だった。
ダイハツと日野を含むグループ全体での世界販売は0.7%増の92万4918台で6カ月ぶりに前年を上回った。世界生産は0.6%増の92万3658台と7カ月ぶりに前年を上回り、7月として過去最高となった。ダイハツは認証不正で停止していた小型車「ロッキー」とトヨタに供給している「ライズ」の生産を7月17日から再開し、約1年2カ月ぶりに全車種の生産にこぎつけた。
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