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日経平均は小幅反落、エヌビディア決算通過で下げ渋り

ロイター / 2024年8月29日 15時42分

 8月29日、東京株式市場で日経平均は、前営業日比9円23銭安の3万8362円53銭と、小幅に反落して取引を終えた。写真は株価スクリーンの下を歩く人。都内で2022年6月撮影(2024年 ロイター/Issei Kato)

Mayu Sakoda

[東京 29日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比9円23銭安の3万8362円53銭と、小幅に反落して取引を終えた。米エヌビディアの決算を通過し、出尽くし売りが先行した。日経平均は次第に下げ渋り、後場ではプラス圏に浮上する場面もみられた。

日経平均は251円安と反落で寄り付いた後、401円安の3万7970円20銭で安値を付けた。売り一巡後は時間外取引での米株先物の下げ止まりのほか、為替の円高進行一服を受けて、徐々に下げ幅を縮小。後場はプラス圏に転換し、29円高の3万8401円15銭まで上昇する場面があった。

エヌビディアは28日、第3・四半期(8─10月)の売上高が325億ドル(プラスマイナス2%)になると予想した。市場予想(317億7000万ドル)とほぼ一致する水準にとどまり、株価は引け後の時間外取引で6%下落した。東京株式市場でも、半導体関連株などの重しとなった。

野村証券の神谷和男ストラテジストは「朝方はエヌビディアの決算を受けて半導体関連株の下げが目立ったが、次第に下値は堅くなり、意外な冷静さがみられた」と話す。ただ、国内固有の材料が少ない中、商いも細っており「8月上旬の株価下落からは戻りが鈍くなってきている」という。

東証株価指数(TOPIX)は0.03%高の2693.02ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比0.03%高の1386.00ポイント。プライム市場の売買代金は3兆8556億0200万円と、8営業日連続で4兆円を下回った。

東証33業種では、値上がりは海運、保険、医薬品など18業種、値下がりはサービス、パルプ・紙、ゴム製品など15業種だった。

主力株は、ディスコが2.46%安、東京エレクトロンが1.76%安、アドバンテストが0.3%高。ソフトバンクグループは2.40%安、トヨタ自動車は0.95%安。半面、IHI、大阪ガスは2─3%超高としっかりだった。

新興株式市場は、東証グロース市場250指数が0.47%安の661.49ポイントと、続落した。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが637銘柄(38%)、値下がりは944銘柄(57%)、変わらずは61銘柄(3%)だった。

終値 前日比 寄り付き    安値/高値  

日経平均 38362.53 -9.23 38119.95 37,970.20─38,401.15

TOPIX 2693.02 +0.90 2683.62 2,677.45─2,693.75

プライム市場指数 1386.00 +0.46 1381.09 1,378.05─1,386.35

スタンダード市場指数 1241.29 -1.97 1239.46 1,238.10─1,242.09

グロース市場指数 844.69 -4.01 841.49 839.70─851.25

グロース250指数 661.49 -3.15 658.53 657.14─667.53

東証出来高(万株) 160305 東証売買代金(億円) 38556.02

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