エヌビディア株、独市場で5％安 下げ幅やや縮小

８月２９日のフランクフルト株式市場で、米半導体大手エヌビディアは５％安と、決算を受けた時間外取引での下げ幅をやや縮小している。写真は台北で６月撮影（２０２４年　ロイター／Ann Wang）

Noel Randewich　Saqib Iqbal Ahmed

［２９日　ロイター］ - ２９日のフランクフルト株式市場で、米半導体大手エヌビディアは５％安と、決算を受けた時間外取引での下げ幅をやや縮小している。

オプション取引分析会社ＯＲＡＴＳのデータによると、２８日終盤の下落が２９日まで続いたとしても、値動きはオプション市場で織り込まれていた１１％を大幅に下回る。

エヌビディアは２８日、第３・四半期の売上総利益予想が市場予想を下回る可能性を示した。これを受けて同社株は時間外取引で約７％値を下げ、時価総額は２０００億ドル減少した。

同社の決算を受けたハイテク株の下落はアジア市場にも波及。エヌビディア向けに半導体を生産する台湾積体電路製造（ＴＳＭＣ）は２％下落した。ハイテク銘柄の下落が東京とソウルの両株式市場を圧迫し、韓国の総合株価指数（ＫＯＳＰＩ）は２週間ぶりの安値に落ち込んだ。