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米新規失業保険申請、2000件減の23.1万件 予想以上に減少

ロイター / 2024年8月30日 0時33分

米労働省が29日に発表した8月24日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は、前週比2000件減の23万1000件とエコノミスト予想(23万2000件)をわずかに下回った。2021年5月撮影(2024年 ロイター/Andrew Kelly)

[ワシントン 29日 ロイター] - 米労働省が29日に発表した8月24日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は、前週比2000件減の23万1000件とエコノミスト予想(23万2000件)をわずかに下回った。ただ、解雇された労働者が新たな職に就く機会がますます減っており、失業率が8月も高止まりした可能性がある。

労働市場の減速とインフレの沈静化により、米連邦準備理事会(FRB)は来月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で金利引き下げを開始すると予想されている。

申請件数は、自動車工場の一時閉鎖やテキサス州を襲ったハリケーン「ベリル」の影響が薄れたため、7月下旬に付けた11カ月ぶりの高水準から減少している。

8月17日までの1週間の継続受給件数は1万3000人増の186万8000件となった。2021年終盤の水準に近く、失業期間が長期化している労働者の増加が示唆された。

今回のデータは8月雇用統計の調査期間と重なっている。

ブリーン・キャピタルのシニア経済アドバイザー、コンラッド・デクアドロス氏は「失業保険申請件数はほぼ横ばいで、解雇増加の兆しは依然として見られない」と述べた。

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